解散、衆院選に向けて

村岡氏、大仙市で囲む会

コスタリカ方式の調整に期待感を示す(12月26日・水)

  夏の参院選で自民党が歴史的大敗をした後の衆参ねじれ国会から衆院の解散、総選挙への緊張感も高まり、秋田3区では3選を目指す自民党現職の御法川信英氏(43)=大仙市=と05年9月の衆院選に無所属で出馬し、落選した村岡兼造元官房長官二男・敏英氏(47)=由利本荘市=とが、選挙区と比例区で交互に立候補する「コスタリカ方式」に向けた党県連の調整の動きが注目されている。村岡氏は夏の参院選協力のためこの春3月に自民党に復党している。

  23日、大仙市のシャインプラザ平安閣大曲で開いた「村岡敏英君を囲む会」であいさつした村岡氏は「衆院はいつ解散するか分からないが、御法川信英先生の指導を受けながら、この地から出る形をお願いしたい」とコスタリカでの調整に強い期待感を示した。一方の御法川大仙事務所では25日、「新聞では自民党県連がそのような調整を党本部へ再度要請すると報道されているが、こちらでは何も聞いてない」と受け流した。

  村岡氏の囲む会には大仙市美郷町選挙区選出の自民党県議3人と大仙市議や美郷町議らを来賓に約350人が出席。秋田市出身で、大学の先輩にあたる舞台女優・浅利香津代さんが講演した後、元雄勝町長の菅義雄後援会連合会長が「農業では食っていけないのが現実であり、それを分かっているのが村岡さんだ。何とかこの3区から2人を出して秋田を元気にしてもらわなければならない」とコスタリカ方式での調整で、自民党所属の代議士を増やすことに期待をにじませた。

  一方、御法川氏は今月1日、大曲エンパイヤホテルで開かれた励ます会で「今の秋田は農業、雇用など言い尽くせないほどの問題を抱えている。それに対して国はどうして行かなければならないのか考えなければならない。次の選挙戦に向け、一人でも多くの支持を得られるよう頑張りたい」と会場を埋めた1200人余りの参加者に訴えた。

  民主党の新人・京野公子氏(57)=湯沢市=は2度目の挑戦に向け連日、精力的に選挙区内を走り回り、街宣活動を展開。行く先々でポスターを張り巡らせるなど名前と顔の売込みに懸命だ。

  05年9月の衆院選の結果は、御法川氏11万4228票、京野氏8万2480票、村岡氏は7万9759票だった。夏の参院選では自民党現職の金田勝年氏(57)が、無所属新人で民主、社民両党推薦の松浦大悟氏(37)に敗れていることから、自民党秋田県連内では1選挙区で自民系2人が争うことは共倒れの危険性もあることを憂慮し、コスタリカ方式の模索に入っているようだ。