大曲・仙北広域消防本部
火災は66件、建物火災の損害は1千万円超(2月9日・金)
大曲仙北広域市町村圏組合消防本部はこのほど昨年1年間の「火災・救急・救助統計」をまとめた。それによると火災では大仙市、仙北市、美郷町の2市1町で昨年は66件発生し、3人が死亡、火災による損害額は2億1902万5000円だった。発生件数は05年に比べ6件多かった。66件のうち建物火災は41件だった。その建物火災1件当たりの平均損害額は約330万円平均だった。これは全焼、部分焼、ぼやも含んだもので、全焼だけに絞った上で、家財道具など内容物も加えると建物火災の1件平均の損害は約1123万円と跳ね上がる。火災の怖さを実証する数字だ。
火災が最も多かったのは大仙市で41件、次いで仙北市17件、そして美郷町8件だった。そのうち大仙市大曲地域は16件と最多だった。建物火災の他に多かったのは車両で15件あった。損害額は489万4000円だった。1件当たりで約32万円の損害となる。
66件の火災のうち、原因がハッキリしているのは42件で、放火と電気関係が7件と最も多く、次いでたき火やゴミ焼き、ストーブの火の取り扱い、調理・天ぷら鍋、さらにタバコ、スプレー缶、ローソクの消し忘れ、風呂釜、煙突、火遊びなどだった。電気関係では古くなった配線からの出火がここ数年増加傾向にあり、同本部では「適切な点検や早期の交換をすべきだ」と注意する。また、スプレー缶からの出火はゴミ収集車の中で缶を圧縮した際の火花が缶に残ったガスに引火して発生するもので、家庭でガス抜きすることで防げると同本部。
一方、昨年1年間の救急車の出動は4878件で、05年に比べ14件の増。搬送者は4691人で、53人の増だった。出動要請は急病が最も多く3163件で、64%を占め、2974人を病院に運んだ。次いで一般負傷534件504人、そして交通事故が488件581人だった。自殺率の高い本県だが、自損行為で救急車が呼ばれた件数は66件にもなり、47人が手当が必要なため病院に運ばれた。労働災害は48件あり、46人が搬送された。
広域消防本部によると救急車の1日あたりの出動件数は13.4件となり、管内の人口から見ると31人に1人、世帯数からすると10世帯に1人の割合で救急車の世話になっている数字だ。搬送先の病院は大仙市の仙北組合総合病院が最も多く2683人で、全体の57%を占めた。次いで仙北市立角館総合病院で1025人、22%だった。
駆けつけた救急隊員が現場で応急処置を行ったのは急病が2875人、交通事故は543人、一般負傷482人、その他520人の計4420人だった。最も多いのは酸素吸入で1399人、次いで腕や足の骨折、交通事故でのむち打ち症などの固定が439人、気道確保295人、保温238人、止血200人などだった。心肺蘇生も196人あった。