大仙市の県立農業科学館
加賀谷さんの「農山村風景」写真展開催(1月5日・金)
大仙市内小友の県立農業科学館で企画展「農山村風景写真展〜村の四季・童の情景〜」が開かれている。湯沢市出身で、郵便局に勤務しながら農村にスポットをあて、農作業や村の子どもたち、祭りや行事などを撮り続け、カメラ雑誌などの月例コンテストで活躍した故・加賀谷政雄さんの作品56点が展示されている。
加賀谷さんの写真は農業がまだ機械化されず、村の人たちが共同で農作業をした昭和30年代のころのもので、嫁入りの風景から、稲刈りの終えた田んぼの中で、〃いづめ〃に入った赤ちゃんをあやす子どもの姿、そして紙芝居を楽しむ子どもたち、柿の木に登ってかカキを収穫する女の子たち、チャンバラごっこで遊ぶ男の子の姿などを生き生きと捉えている。
加賀谷さんは「写真は記録である」と考え続け、農村の四季折々の光景の「ありのままの姿を、ありのままに写す」ことに心がけてきた。そして1984年には写真集「村の残像」を発行したほか、秋田県写真協会編の写真集「秋田美人」や「秋田の祭り」などでも多くの写真を発表し、1991年には県文化功労章を受章している。97年に亡くなったが、パネル張りされた加賀谷さんの作品200点ほどが同館に保存され、折りを見てはその写真展を開催している。
同館を訪れる多くの人たちは加賀谷さんのその作品を目にしては「懐かしい」と郷愁にひたっている。また、会場では同館が03年から05年にかけた募集したフォトコンクール優秀作品の中から農村風景16点も展示されている。写真展は2月12日まで。