初の畜産生産者大会
畜産振興で収益増を図ろうと結束(1月11日・木)
JA秋田おばこ農協(藤村正喜組合長)主催の「JA秋田おばこ畜産生産者大会」が10日、大仙市の大曲エンパイヤホテルで開かれた。基幹作物である稲作は、米の消費減退による生産調整の強化や価格の低迷などで、畜産物拡大による高収益安定経営の確立が求められていることから、その生産意欲の向上と畜産物の銘柄振興を目的に初めて開いた。大会には生産者、行政、JA関係者ら約200人が参加、「安全・安心な畜産物の供給とおばこブランドの確立を早期に実現しよう」など4項目の大会申し合わせを承認した。
大会で藤村組合長は「農業を取り巻く情勢は大変厳しく、米以外の農産物の生産拡大が必要だ。そのためにも幅広い畜産の振興を図り、生産者の所得の向上を目指さなければならない。畜産物の安全・安心に対する消費者のニーズも高まっている。生産者、そして我々組合も頑張るが、関係団体もこれまで以上のご指導を願いたい」とあいさつした。
続いて同JAから「畜産農家戸数の減少が続く中、飼養頭数の拡大、生産効率のアップなどの努力と安定した乳価や牛肉の輸入制限などにも支えられ、販売価格は堅調に推移している」など販売経過報告があった。
そして優良生産者表彰が行われ、加藤清美県仙北地域振興局長、栗林次美大仙市長が来賓として祝辞を述べ、県農林水産部の鈴木長彦農畜産振興課長が「今後の秋田県畜産の方向性について」と題し、記念講演した。
鈴木課長は「BSEの発生で豚肉の消費は増加し、牛肉の消費は一時、減少したが消費は回復基調にある。国産の牛肉、豚肉に対する消費者の信頼は厚く、今後とも安定した需要が期待できる」とし、「今が畜産経営の規模拡大のチャンスだ」と呼びかけた。さらに「畜産振興は本県農政の大きな柱だ」とも訴え、そのためにも若い担い手の育成による生産拡大と構造改革が必要であり、県としても「あきた牛飼い塾」を開講し、特別指導チームによる重点指導で「経営をサポートしたい」などの戦略を語った。
優秀生産者として次の人たちが「秋田おばこ農協組合長賞表彰」を受けた。
◇最優秀賞▽高階克亮(千畑支所・酪農、繁殖経営)=知事賞=
◇優秀賞▽田沢湖牛銘柄確立推進組合(田沢湖支所・繁殖経営)=大仙市長賞=▽伊藤則夫(西木支所・肥育経営)=仙北市長賞=▽皆川明(千畑支所・養豚経営)=美郷町長賞=▽小松鉄美(協和支所・酪農経営)=全農県本部長賞=
◇特別賞▽藤井香(六郷支所・繁殖経営)=和牛部会長賞=▽佐々木広徳(西仙北支所・酪農経営)=酪農部会長賞=▽藤井洋平(田沢湖支所・養豚経営)=養豚部会長賞=