おめでとう満100歳

大仙市協和稲沢

手代木モトさんに長寿祝い金(1月25日・木)

  大仙市協和稲沢字釜ノ川、手代木(てしろぎ)モトさんは25日、満100歳の誕生日を迎え、同市から長寿祝い金が贈られた。久米正雄助役がモトさん宅を訪れ、祝い金を贈ると同時に県仙北地域振興局福祉環境部の落合正晴次長が寺田典城知事代理として、モトさん家族に100歳の長寿を迎えられたのもお年寄りを敬い、健康で明るい生活に努めたからと「賞詞」と記念品を寄贈した。

  モトさんは北海道出身で、結婚後は東京で生活していたが戦後、稲沢の開拓団として移住。夫婦とも教師だったが、夫は主に畜産に取り組み、モトさんは教師として稲沢の小中学校で教壇に立った。

  25年前に夫を亡くし、90歳を過ぎてから次第に足腰が弱くなり、8年ほど前に転倒してからはほとんどベッドで過ごすようになった。それでも健康状態は安定し、月に1回平均で地元のお医者さんの往診を受けている程度。

  家族は息子の芳夫さん(71)夫婦とお孫さん、それに6歳から9歳、11歳のひ孫の7人。最近は耳も遠く、会話は困難になってきているが、食事の時は車いすに座って家族に加わり、孫やひ孫たちに囲まれ、ワイワイがやがやと賑やかな雰囲気を楽しみながら、柔らかめに炊いたご飯と好きなサケや筋子などを食べているという。

  久米助役らが訪れると、紋付き羽織姿のモトさんは芳夫さん夫婦に抱きかかえられるようにしていすに座り、祝い金を受け取った。ご主人が健在だったころは一緒に俳句を趣味にしていたというモトさん。芳夫さんは「やっぱり明治の人で頑固な一面もあり、口数も少ないが温かい人柄は自慢できます」といたわるような眼差しをモトさんに送っていた。その部屋には「慶  手代木モト  100歳祝い」の横幕が飾られ、家族、親類みんなでお祝いしようとする温かさがあった。

  モトさんを含め、同日現在で大仙市の100歳以上の長寿者は21人となる。最高齢者は仙北地域橋本の樫尾チタさんで、105歳。