大仙市で少子高齢社会を考える集い

本音で語ろうとグループ討議

家庭の教育力、社会が子を育てるなど貴重な意見(7月28日・土)
 
     子どもたちの体験発表   本音で語り合おうとグループ討議も行われた。

  第6回進む少子高齢社会を考えるみんなの集いが27日、大仙市大曲交流センターで開かれた。少子高齢社会を迎え、地域をどう変えていくかをテーマに話し合うもので、県高齢者福祉支援協会仙北地域支部(米沢稔支部長)の主催。参加者たちは保育園や小学校教諭、福祉行政関係者らを交え、「本音で子育て、孫育てを語ろう」とグループ討議をした。

  集いには体験発表する33人の小学生も含め、約170人が参加。初めに美郷町の金沢小21人と大仙市横堀小3人、それに仙北市の西長野小12人がそれぞれ「おじいさん、おばあさんや近所の人たちから学んだこと」と題して体験発表。

  金沢小の児童は大人たちと一緒に毎年2月、金沢八幡宮に奉納している子どもぼん天を担いで登場し、「もりっ子ぼんでん  ジョヤサージョヤサー」と題して地域の人たちから学んだ「前9年の役」(1050年〜1062年)や「後三年の役」(1083年〜1087年)の歴史などを紹介、物語をほとんど頭に入れた熱心な勉強ぶりは大人たちを驚かせていた。

  横堀小の子どもたちは「みどりっこタイムの米作り」と題して、田植えから稲刈りまでの流れをパネルに展示して語り、「昔からの大切なことを教えてもらいとても勉強になりました」と報告していた。

  西長野小の児童も「ハートがきらり」と題して、田植えや稲刈り、そして学校のグランドでグランドゴルフを楽しんでいる地域のおじいさん、おばあさんとの交流やコマ回し、おはじき、縄ないなどの遊びも教えてもらったと紹介。「おじいさん、おばあさんたちは昔の遊びのエキスパートです」と感謝の言葉で締めくくった。

  続いて秋田修英高校福祉活動部23人が「歌と踊りとマジック」を披露。「野に咲く花のように」や「ふるさと」を参加者と共に歌ったり、空の箱から女子生徒を登場させるなどのマジックも見せ、会場を沸かせた。

  そして本音で語ろうでは修英高校の生徒も交え、10人から12人のグループ6組に分かれて「子や孫を育てる上で、何が障害になっているか」を語り合った。各グループからは「昔は子どものしつけなど家庭の力でやった。そのためにも父親の関わりも大事だし、祭りを通して若い世代、高齢者との交流も生まれる」「時代は変わったが、常識は変わってない。その常識を教えるのは家庭であり、それさえも学校に求めるのはおかしい」「市民交流プラザの『のびのびらんど』に遊びに来る子どもたちは最初のうちはあいさつもできなかった。それなら自分たちから進んであいさつしようとなったら、お互い気さくに声をかけられるようになった。子どもたちの育成は家庭や学校だけでなく、地域社会で育てていくべきだ」など貴重な意見が出された。

  また、核家族化で孫とも同居してないだけにこうした集いの場がもっと身近にあればいいと言った要望やおじいさん、おばあさんとの交流だけでなく、お父さん、お母さん、そしてお兄さんから何を学んだかの発表もあってほしいとの注文もあった。