県仙北地域振興局
AEDを使用した救助講習会開催(6月5日・火)
県仙北地域振興局では9月から10月にかけて開催される「秋田わか杉国体」「わか杉大会」に向けた医療救護体制を充実させようと5日、AED(自動体外式除細動器)操作の講習会を開いた。AEDは心筋梗塞などで心臓がけいれんし、血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器。04年7月から医療従事者だけでなく、一般市民も使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろん空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業など人が多く集まるところを中心に設置され、AEDを使用して救命した事例も増えている。
秋田わか杉国体やわか杉大会には全国から多くの選手、スタッフ、観客が訪れる。同振興局や南教育事務所仙北出張所からも多くの職員が大会スタッフとして従事することになる。心臓が発作を起こして停止すると4分以内に脳に重大な障害が発生してしまう。それだけにAEDを使用して心臓の除細動(細動を除く)を行うことは一分を争うと言われている。このため国体スタッフとして参加する県職員としてもその操作方法を習得し、万が一に備えようと講習会を企画した。
講習会は同振興局の会議室で明日6日まで4回開かれ、80人が参加する。講師として大曲消防署から2人の署員が派遣された。
署員はダミー人形と訓練用のAEDを操作しながら「電気ショックを与えて心臓を動かすので、濡れた手では触れないで下さい。患者さんも体が濡れている場合は電極パッドを貼る場所をタオルなどで拭いて下さい」などと指示。
そして突然、倒れた人がいたらまず「どうしましたか」と声をかけ、呼吸があるかどうか様子を見た上で救急車の手配をし、呼吸がなかったらあごを少し持ち上げ、鼻をふさいで人工呼吸をすること。さらに胸の中心部に両手を当てAEDが届くまでの間、心臓マッサージを繰り返すなどと指導。
「AEDが届いて、その電源ボタンを押すと後は音声メッセージに従って電極パッドを右肩の下と左の胸部に貼るだけです」と署員。「電気ショックが必要かどうかはAEDが判断するので、それに従って下さい」などと説明し、職員にも「慣れることが大切です」と操作方法を何度も体験させていた。