大仙市の黒澤さん、ザンビアへ(6月13日・水)
青年海外協力隊の一員としてアフリカ大陸のザンビアに派遣されることになった大仙市の黒澤隼人さん(29)が12日夕、栗林次美市長を表敬訪問した。黒澤さんは大曲高校を経て青森公立大学を卒業、01年4月に旧中仙町役場職員として採用され、03年3月の合併後は大仙市役所会計課、総合政策課に勤務し、昨年から秋田県国際交流協会に派遣されていた。
学生時代から海外で仕事をしてみたいという夢があって、昨年夏に協力隊員の募集に応募、学科試験、面接を受けて合格し、ザンビア、ジンバブエ、マダガスカルの3カ国を希望したら第一希望のザンビアへの派遣が決まった。
そして福島県二本松市にある国際協力機構の訓練所で2カ月間にわたってザンビアの公用語でもある英語の特訓と病気予防や犯罪への予備知識など自分を守るための危機管理の講習を受けた。
ザンビアはアフリカ大陸の南部に位置し、1964年にイギリスから独立。銅の産出国だが、貧困層も多く、開発途上国でもある。しかし、平和外交姿勢は国際社会でも高く評価され、国連における日本への良き支持者として友好関係にあるという。面積は日本の約2倍にあたる75万3000平方キロメートル。人口は1041万人で、首都のルサカは人口約132万人。
黒澤さんは同期の隊員15人と共に18日に成田を飛び立って、香港、南アフリカ経由でザンビアに向かう。派遣期間は09年6月までの2年間で、現地では軍行政事務所の巡回やワークショップ(研究集会)の開催、財務管理に関するアドバイス、コンピューターを使っての財務管理指導などを手がける。
「海外での仕事は夢であったし、海外に行けるのも職場の理解と家族や友人の応援のおかげ。困難もあると思うが、そうした時は秋田を思い出し、任務を終えて戻ったらザンビアでの経験を生かして地域のために役立ちたい」と話した。栗林市長から「何よりも体を大事にし、頑張ってきて下さい」と励まされると「ありがとうございます」と笑顔で礼を述べていた。