おひさま絵本大賞・江川さんの新作
こねこのきょうだい「グルグルとゴロゴロ」発売へ(6月27日・水)
絵本とは子どもだけでなく、大人の心も和ませ、いやしてくれるものだ─。小学館(本社・東京)の「おひさまのほん」新刊案内を受けて改めてそう思った。
小学館「おひさま」編集部では第5回小学館「おひさま絵本大賞」受賞者・江川智穂さんの最新作「こねこのきょうだい グルグルとゴロゴロ〜せんぷうきのぷうこちゃん〜」を発刊した。
こねこの兄弟「グルグル」と「ゴロゴロ」を主人公にしたもので、こねこの兄弟がソファーによじ登り、クッションを蹴飛ばしながら遊んでいるとソファーが大きな怪獣に変身してグルグルとゴロゴロを食べようと襲いかかったり、公園の噴水がひょっこりと立ち上がって水を巧みに操って大暴れしたり、風を送る扇風機の女の子「ぷうこちゃん」が暑がっているグルグルとゴロゴロのために涼しい風をそよそよと送ったり、暑がっている子どもがもっといないかと空を飛んで探しに行くなど不思議な物語を3話収録。
部屋中に散らばったクッションを相手に遊ぶグルグルとゴロゴロの楽しそうな目。噴水の仕事を手伝ったお礼に噴水からジュースをプレゼントされて喜ぶグルグルとゴロゴロの幸せそうな目。こねこの兄弟のため涼しい風、強い風を送ろうとする扇風機の「ぷうこちゃん」の優しい目。乳母車に子ブタちゃんを乗せて公園を散歩するお母さんブタ、ベンチに座って新聞を読むヤギさん、ランニングするワンちゃんらを点景に、噴水からジュースをプレゼントされたグルグルとゴロゴロを描いた風景など「絵本って、いいナー」とその優しさは大人にも夢と感動を与える。
作者の江川さんは「どこからきたの、ふしぎなみず」で第5回小学館「おひさま大賞」を受賞。長新太氏・角野栄子氏も、その独特な発想力を絶賛。読み聞かせお話雑誌「おひさま」で、「グルグルとゴロゴロ」の連載を02年(平成14年)からスタートさせ、それをまとめた絵本も好調。今回の作品がシリーズ第5巻目となる。
B20取変型・48ページ。定価は税込みで778円。明日28日から全国の書店で発売開始する。