清流や冬山などを描く
阿部さんの水墨画展開催中(3月6日・火)
大仙市大曲図書館「市民サロン・展示室」で同市大曲栄町在住の阿部武文さん(71)の「水墨画展」が開かれている。阿部さんは旧角館町役場職員で、同町の特別養護老人ホーム「桜苑」の施設長として赴任した際にお年寄りのリハビリを兼ねて墨絵など絵を描くことを取り入れたのが切っ掛けとなって水墨画の魅力にはまった。
そして1994年に大曲水墨画同好会に入会し、本格的に学び始めた。その作風の重厚さ、緻密な筆遣いは早くから芽生え、96年に開かれた第1回全国総合水墨画展で入選、その後は毎年、出品している。
99年には台湾の台北国際水墨画展で「国際功労賞」も受賞、2002年には全国水墨画展審査会から「作家」に推挙され、06年には絵画美術院展美術大賞、現水協作家連盟展で特選に輝いている。
今回は四季の移ろいをテーマに「春」は樹木のたくましい生命力をアップで描いた「芽吹き」(15号)、水の流れと新緑の風を感じさせる「薫風」(20号)、「夏」は豪快な滝の音さえ聞こえてきそうな「瀑韻」(15号)、「秋」は夕映えの川と原野を描いた「晩秋夕照」(15号)、「冬」は険しい冬山ときらめく星空を描いた「凍星」(F50号)など大作12点と色紙7点、ハガキ絵7点を展示している。
墨の濃淡だけで樹木や草花、山の色、そして水の流れの音までもが浮かんできそうな水墨画の味わいが楽しめる。24日まで。