一般質問2日目
イオンに地元雇用の正社員の確保など要望(3月8日・木)
大仙市の2月定例議会は8日、本会議を継続、金谷道男議員(太田地域・新生会)、藤井春雄議員(大曲地域・市民クラブ)、佐藤孝次議員(同・新生会)、佐藤文子議員(大曲地域・共産党)、藤田君雄議員(中仙地域・新生会)の5人が一般質問を行った。議会は質問終了後、条例案32件、予算案43件、議決案件24件の計99議案と陳情・請願8件を各常任委員会に付託して散会した。各議員に対する当局の主な答弁は次の通り。
◇金谷議員
▽市民による行政評価の結果を予算編成にどう反映させたか=厳しい財政事情の中で、「市民が今、何を求めているのか」を参考に事業の優先度を考え、予算の重点配分に配慮した。また、特定分野の事業については「内容がよく分からない」との回答が多かったため、新年度予算の主要な事業を市民に理解してもらえるよう事業内容の説明書「夢のある田園交流都市大仙の創造を目指して」を作成し、全戸配付する計画だ。
▽人口減少、少子高齢化への歯止めとしてのAターン対策を考えるべきでないか=団塊の世代が定年退職を迎える「2007年問題」と言われる現象が始まろうとしている。この世代は首都圏だけでも約180万人にものぼると言われ、退職後は社会に貢献したい意識が強いほか、セカンドライフを新たな地で過ごそうとする「ふるさと回帰志向」の高いことがアンケートでも示されている。横手市、美郷町ではホームページを通じて移住を呼びかけているが、当市としても観光客の誘致、そして空き家情報などの提供も検討しているが、大仙市としての潜在的魅力を十分引き出した特色のある施策を展開できるようにしたい。
◇藤井議員
▽正職員と非正規職員の格差是正を図るべきでないか=市では現在、臨時・嘱託職員を合わせて500人余りの非正規職員を雇用している。地域の先導役として率先して格差を是正する立場にあり、07年度には学校給食センターの調理員を学校給食協会の正職員として雇用するよう依頼している。また、08年度からは介護福祉施設と保育園、幼稚園の臨時職員を引受法人の正規職員として雇用してもらえるよう働きかけることにしている。
▽フッ素洗口の実施について=来年度から健康増進センターを実施主体に子供たちの歯の健康増進を目的に保育所、幼稚園、小学校の幼児児童のうち保護者が希望する子供に対してフッ素洗口に取り組みたい。教職員組合からの要望については、薬剤を校内に保管しないこと、洗口液を校内で調剤しないことを重点課題に医師会、歯科医師会、薬剤師会とも検討を重ね、薬局で処方し、学校に配送する方向で検討している。
◇佐藤議員
▽イオンスーパーセンターの進出について=来年上期にオープンを予定しており、店舗は冬期間の利用者の利便性を配慮し、2階建てのモール型ショッピングセンターとし、通路面積の確保から延べ床面積は約6万20000平方メートルになるとの説明を受けている。4月中にその概要が出される。市としては県南全域を商圏とする巨大ショッピングセンターであることから地元雇用の正社員の確保、騒音や防犯への配慮、テナント入店時の配慮、地域産品の積極的な取り入れ、マイカーを持たない利用者への利便性の確保などを要望している。
▽角間川地域いきいきビジョンに盛り込まれた「角間川まちの駅」について=国交省から角間川を含めた雄物川の自然、川沿いの観光資源をつなぎ、歩くことを楽しむための小道の整備「フットパス構想」も浮上しており、地元の皆さんと相談しながら対応したい。
◇佐藤文子議員
▽建設工事入札制度改正について=市の等級名簿に一般土木工事業者として登載されているのはA級32社、B級27社、C級45社で、市内3ブロックに分けて指名しているが、公募型指名競争入札に移行することで現行の10社前後から20社程度の入札が見込まれ、意欲ある業者が公正な立場で入札参加できる。また、公募型に伴い電子閲覧を行うため、閲覧時に業者間の接触機会を防ぐとともに10月以降は県との共同利用方式で電子入札を試行することから、業者が入札の際に一堂に会することもなくなり、談合防止にも効果があると考えている。規模の小さな業者に対しては法律で許容されている130万円以下の随意契約のほか、市が独自に定めている小規模修繕業者の登録制度の活用を進めている。
▽南外地域の水道料金について=給水人口に対して給水範囲が広く、配水管の延長が長いため効率も低く、給水原価が高くなっている。管内他地域の最も高いところでも1立方メートル466円の給水原価に対し、南外地域では939円と2倍以上となっている。それでも基本料金10立方メートルまで2000円というのは、総事業費から生ずる給水原価からすれば住民の負担は可能な限り低く設定した。
◇藤田議員
▽電話機の市外局番を回すことなく電話できるようにしてもらいたい=市内には秋田局の協和地域と大曲局と同じ0187であるが角館局となっている中仙地域がある。協和地域の変更は難しいが、同じ0187の市外局番でありながら、大曲局と角館局とのことから、市外局番を押さなければ市内に電話がかけられないのは不便であり、市外局番を押さなくても市内に電話ができるよう総務省やNTTに電話番号区画変更の柔軟な対応を要望したい。
▽市道の補修について=昨年2月から3月にかけての異常低温が凍上災害復旧事業の採択条件であったことから、ひび割れの損傷が著しいカ所について国へ積極的に事業申請した。その結果、大曲地域4路線、西仙北地域6路線、中仙地域4路線、南外地域1路線、太田地域3路線の計18路線、延長1万8327メートルの補修が国3分の2の負担で舗装の打ち換え工事を実施することになった。このような財政上有利な制度を活用し、通常の道路予算の中で老朽化している道路舗装の補修を計画的に進めたい。