大仙市太田地域づくり研修会

6人が集落活動を報告

桜咲く真昼川に鯉のぼり、観光にも一役(3月13日・火)
 
 活動状況をスライドで紹介しながら行われた報告会。
  真昼川に泳ぐ鯉のぼり。

  大仙市太田地域づくり研修会が12日、太田文化プラザで開かれ、上斉内集落の小松誠理事と東今泉青年会の小松一男会長、真昼川・川口川堤防の桜並木を愛する会の小柳林治会長、横沢青年部の草なぎ信一相談役、三本扇子供みこし実行委員会の藤本誓進会長、それに太田地域自治組織連絡協議会の高橋留治事務局長の6人が、それぞれの活動報告をした。市の各種自治会支援を受けての活動で、それぞれの活動を通じて「地域のために何ができるかを考えよう」を共通テーマとした。

  研修会は太田地域自治組織連絡協議会(門脇一男会長)の主催で、住民約150人が参加。詩人でエッセイストのあゆかわのぼるさん(秋田市)をコーディネーターに6人は活動内容をスライドで紹介しながら報告した。

  開会にあたって同協議会の高橋茂副会長は「それぞれの活動状況を報告することで、他地域も元気なものにしたいと昨年から始めた。地域でやれることは地域で、やれないことは行政と共にやるという協働のまちづくりを目指そう」と呼びかけた。

  上斉内集落の小松さんは地域住民共同の施設であるセンターの水回りやトイレ、屋根の改修を集落みんなで積み立てし、さらに市の補助金と自治会育成基金で行ったこと、そして川の清掃、紙風船上げの伝統行事の継承などを紹介。「時代とともに集落のあり方や運営の仕方が変わるが、住民の総意で変える時は変え、柔軟に対応して行くことで、集落に人が行き来し、心が通いあえる」と報告。そして「中心になって頑張ろうという人がいるからまとまる。こうした存在が住民のやる気を引き出し、市民と行政が協働で取り組む地域づくりになる」と締めくくった。

  東今泉青年会の小松さんは「雪解け後の集落のクリーンアップ作戦、花壇整備などのイベントに子供からお年寄りまで参加した。年末には年越しそばを無料でプレゼントし、多くの方から感謝された。こうした活動を通じて地域の安全・安心、健康で緑豊かなまちづくりに貢献していきたい」と訴えた。

  真昼川・川口川堤防の桜並木を愛する会の小柳さんは桜の咲く真昼川にロープを張って鯉のぼりを泳がした写真をスライドで紹介しながら、「子供たちはこの風景を見て大喜びし、県内外の方もカメラに収めたり、ビデオに収録するなどして楽しんでいる」と観光にも一役買っていると胸を張り、最後には「大仙市になって地域枠予算の中から補助をいただき大変、助かっている」と礼を述べた。

  横沢青年部の草なぎさんは集落に昔から伝わる「ぼんでん祭り」や小正月行事の天筆焼き、それに環境美化運動などを紹介しながら、「地域住民との親睦や連携の強化につながっている」と報告。三本扇子供みこし実行委員会の藤本会長は「親と子が一緒になって伝統行事である子供みこしをつくり、奉納することで親と子のきずなも深まり、地域の活性化にもつながった」と活動の継続の大切さを訴えた。最後に太田地域自治組織連絡協議会の高橋事務局長はこの1年間の活動を報告しながら、「心の通う太田地域を目指し、これからも研修活動を続けたい」と述べた。

  活動報告を聞いていたあゆかわのぼるさんは「足元の定まらぬ町  足元を照らす町」と題した講演を通じて、「合併で大きなカッコにくくられたが、地域の個性、魅力づくりに取り組むことは大事。太田地域の花のまちづくり、桜の川に泳ぐ鯉のぼり、そして伝統行事を守ろうと子供と親、おじいさん、おばあさんが一緒になって楽しみながら取り組んでいる。地域でやれることは地域でやるという姿勢こそ本当の地域づくりだ」と感想を述べていた。