大曲労働基準監督署
06年の労災事故は132件、死亡3件(3月14日・水)
大曲労働基準監督署では昨年1月から12月までの管内(大仙市・仙北市・美郷町)で発生した労働災害状況の暫定値をまとめた。それによると同署管内の昨年1年間に発生した休業4日以上の労災事故は132件で、うち死亡は3件だった。05年は117件で、死亡は4件だった。県内には6労基署あり、労災事故は事業所の安全意識の高まりもあって減少傾向にあったが、昨年は6労基署合わせて1136件で、1昨年に比べ107件の増、死亡も3件多い20人となった。これは昨年が豪雪だったことに加え、横手労基署管内の皆瀬村で昨年11月に、県道のガードレールを撤去する作業を終えて乗用車に乗って帰る途中、約30メートルのがけ下に車が転落、乗っていた5人全員が死亡し、事業主を除く4人が労災として認められたこともあって一気に増えた。
事業所は従業員が就労中に休業4日以上の事故に遭った場合、労基署に労災報告が義務付けられ、4月にその発生状況の確定値がまとめられる。
大曲労基署管内の労災事故132件のうち、最も多いのが建設業で47件だった。中でも建築工事現場での事故が多く35件だった。土木工事での労災は11件だった。次いで木材・木製品製造業や一般・輸送用機械器具製造業、鉄鋼・非鉄・金属製品など製造業が合わせて32件、商業15件、運輸交通、接客娯楽業それぞれ8件などだった。
06年の労災による死亡事故3件のうち、1件は1月の大雪で倉庫の屋根の雪下ろしをしていた55歳の男性が、大屋根から崩れ落ちた雪に押されての墜落死だった。2月には仙北市の温泉郷で除雪の請負作業をしていた20歳の男性が、雪崩に遭い死亡するという事故もあった。そして9月には協和地内の山林で、木材の伐倒作業中、倒れた木の下敷きとなって67歳の男性が死亡している。
労災を防ぐには安全管理意識の向上と安全な作業手順を守ることが鉄則だが、これから新入社員を迎え、仕事への不慣れや経験不測で事故に遭うケースも多いだけに、同労基署では新規採用者への安全教育に努めるよう呼びかけたいとしている。