大仙市の未来に残したい

「こと」「もの」写真コンクール表彰式(3月27日・火)

  大仙市の「未来に残したい『こと』『もの』写真コンクール」の表彰式が27日、大曲通町の「花火庵」で行われた。ボランティア団体「のびのびらんど」が、市内の小中学生を対象に未来に残したい風景や文化財、伝統行事、食べ物、特産品などの写真を募集していたもので、前半の今回は秋冬バージョンの作品を募集していた。

  その結果、20人から30点の応募があった。期待したより少なかったものの「大人には気づかない視線で捉えた力作ぞろい」と主催者を喜ばせた。そして審査の結果、太田東小6年・鈴木宥(ひろ)さんの「雪の日の集団登校」が、最優秀賞(大仙市長賞)に輝いた。鈴木さんの作品は広々とした雪原の上を3人で登校する友だちの後ろ姿を写したもので、「集団登校と言いながらもわずかに3人で、それが少子化という時代を語っており、大きなインパクトを与える」と審査員たち。

  表彰式には鈴木さんをはじめ優秀賞に選ばれた3人と入選した8人の児童・生徒、それに先生やお母さんたちも参加。のびのびらんど代表の伊藤八重子さんは「今年度最後のイベントとして企画したところ、素晴らしい写真を寄せて下さって、ありがとう。お陰さまで皆さんにご褒美も出せますよ」と礼を述べた。祝いに駆けつけた栗林次美市長も「のびのびらんどではいろいろなイベントを企画しているが、今回の写真展はその中でも印象に残るものだ。皆さんが寄せられた素晴らしい写真は広報でも紹介し、多くの市民にも見てもらいたいと思います」と褒めた。

  入賞者一人ひとりに賞状と記念品が送られ、最優秀賞に輝いた鈴木さんは「このような賞に入るとは思ってもいなかったので嬉しいです。暖冬で雪が少なかったのですが、写真を写した日は珍しい雪の朝で、みんな雪の上を歩いて楽しんでました。私も嬉しくなって思わず写真を撮ってしまいました。このような何気ない日常が未来に残したいものだと思います」と礼を述べていた。

  入選作12点は花館の「川を渡るぼんでん」やモミジに飛びついた小鳥、雪景色、落ち葉や神社などを写したもので、それぞれに未来に残したい「こと」「もの」の思いが込められている。作品は4月10日まで花火庵に展示されている。主催者では今後、春夏バージョンの写真コンクール(7月1日〜8月31日)も企画しており、多くの応募を呼びかけたいとしている。
  優秀賞以下の成績は次の通り。

  ◇優秀賞▽議会議長賞=大河まさひろ( 横堀小3年)「ぼんでん」▽教育長賞=岩根瞳(神宮寺小4年)「春が呼んでいる」▽大曲商工会議所会頭賞=齋藤愛(平和中2年)「もみじ」
  ◇入選▽TMO大曲社長賞=照井瑠奈(大曲小3年)▽大曲青年会議所理事長賞=藤井亨太(平和中3年)▽芸術文化協会長賞=鈴木沙彩(神宮寺小6年)▽花火通商店街会長賞=佐藤想(神宮寺小6年)▽大曲ライオンズクラブ会長賞=枝川結菜(花館小1年)▽大曲ロータリークラブ賞=高野泰輔(大曲中1年)▽秋田民報社長賞=齋藤優奈(神宮寺小5年)▽のびのびらんど賞=小山未来(花館小6年)

  ※本紙から=最優秀賞に輝いた鈴木さんの「集団登校」の写真は今月16日の記事で紹介されてます。