貴重本・珍本等展
法隆寺金堂壁画書なども展示(5月2日・水)
大仙市大曲図書館「市民サロン・展示室」で「貴重本・珍本等展」が開かれている。株式会社タカヤナギの創設者・高柳政治氏(1910年〜1986年)の自叙伝「あの頃
あの時」や初代の旧大曲市長だった「福原定吉翁伝」、藤木出身でジャーナリストとして中央でも活躍した「赤川菊村伝」(1883年〜1962年)、明治時代の衆院議員で、田沢湖線全線開通などの大きな功績を残した「榊田清兵衛翁伝」(1864年〜1929年)、戦後の政界で官房長官や建設大臣などを務めた根本龍太郎氏(1907年〜1990年)を語った「人間
根本龍太郎」、さらには江戸時代の朱子学の大家として知られ、文教のまち角間川の礎を築いた「落合東堤」の伝記(1749年〜1841)など貴重な本や文献、資料など約50点が展示されている。
焼失(1949年)する前の法隆寺金堂壁画の現状を模写し、貴重な仏画を後世に伝えた太田町出身の日本画家・鈴木空如の「壁画書」、秋田の農村風俗を版画で描いた勝平得之の「全版画集」や歌舞伎の世界を語った貴重な本も。また、大仙市大曲出身で古代キリスト教文学の第一人者と言われる荒井献氏の「聖書のなかの差別と共生」「隠されたイエス」「イエスとその時代」などの本もある。
さらに2代目旧大曲市長となった最上源之助氏(1914年〜1979年)の「市長日記」や地元紙「秋田民報社」が1968年4月から、76年までの8年間にわたって発行した「大曲叢書」の「盛曲線昔がたり(田沢湖線)」や「大曲の昔っこ」「高畑古四王神社」なども展示されている。
本のほかに旧大曲市生涯学習課が生涯学習情報誌として発行した「かりよん」に掲載され、好評だった高柳政治氏や赤川菊村、福原定吉氏らを分かりやすく紹介した記事も展示され、親しめる。連休中は休みだが、展示は今月いっぱい。