飯田沼のつり公園
10人がへら鮒釣りを楽しむ(5月12日・土)
大仙市主催の「第27回子どもつり大会」が12日、飯田沼のつり公園で行われた。午前6時からの大会には小学生2人と中学生8人の計10人が参加。午前10時までの4時間、子どもたちはへら鮒釣りという冒険を静かに競い合った。
子どもつり大会は自然に触れながら、魚を釣る喜びを体験してもらいたいと旧大曲市時代から開いている。参加者は昨年より3人少なかった。主催者は「ゲーム機の普及などで遊びも多様化し年々、参加者が少なくなっている」と寂しがる。
飯田沼は雄物川の改修でできた河跡湖。広さは約1.3ヘクタールで、へら鮒釣りの名所として1974年に県内初のつり公園として旧大曲市が整備し、管理してきた。そして大曲へら鮒研究会らが資源を絶やさないようにと稚魚を放流、その成果もあって毎日のように釣りを楽しんでいる姿が見られる。
へら鮒釣りはその場所にあったエサをどう調合するかが釣果を左右するという。ビタミン入りのイモやクロレラ入りの藻べら、バラケマッハ、浅だな一本などを混ぜ、その粘りや柔らかさで当たりが違ってくる。子どもたちの手ではその調合が難しいため、お父さんやおじいさんが、応援団となってエサづくりを手伝っていた。
沼は深さ1.2メートルほど。この日は肌寒い天候だった。子どもたちはそれぞれのポイントに腰を下ろしてはエサを針に付け、糸を放っては「浮き」の動きを真剣な眼差しで見つめた。時間が経過し出すとへら鮒も集まりだしてくるのか、糸を水に垂れる都度、浮きが大きく上下。その当たりを得た瞬間、釣り上げるとへら鮒が銀鱗を輝かせ、勢い良く跳ねる。側で見つめていたお父さんやおじいさんたちは「オッ。釣ったな。あわてないで寄せろよ」と岸辺に釣り上げた鮒をタモに入れるのを見守っていた。釣果は様々で10尾から20尾も釣り上げた子どももいた。
大会は大曲釣具店、上州屋キャンベル大曲店、清水釣具店、大曲へら鮒研究会、仙北漁業協同組合大曲支部、巨へら会が協賛し、釣り用のバッグや浮き、竿を支える道具など豪華景品もプレゼントされた。成績は次の通り。
◇小学生の部▽優勝=高橋寛大(大曲5年)2.10グラム▽準優勝=平山大和(同3年)0.14グラム
◇中学生の部▽優勝=斉藤学志(千畑3年)7.10グラム▽準優勝=小西修平(大曲3年)2.50グラム▽3位=中村翔太(西仙北東1年)0.66グラム
◇珍魚賞=中村翔太(西仙北東1年)ナマズ
◇大物賞=斉藤学志(千畑3年)28.2センチ