東北清酒鑑評会

大仙市の出羽鶴酒造

純米酒の部で「優等賞」の首席に(11月15日・木)

  仙台国税局の「第84回東北清酒鑑評会」表彰式が13日仙台市で行われ、大仙市南外字悪戸野の「出羽鶴酒造」(伊藤辰郎社長)が、純米酒の部で「優等賞」を首席で受賞した。同社では「鑑評会・品評会の出品酒の原料米は依然として兵庫県を主産地とする『山田錦』が主流の中、15年の歳月をかけて産み出された秋田県産酒造好適米『秋田酒こまち』による出品酒が最高の評価を受けた事に大きな喜びを感じます」とのコメントを発表した。

  今年の鑑評会には東北6県の酒蔵168場から吟醸酒の部・純米酒の部あわせて456点の出品があった。審査の結果、吟醸酒の部で49場、純米酒の部で51場が優等賞を受賞。純米酒の部は131場から131点の出品があり、51場の優等賞受賞場を代表して首席の出羽鶴酒造・佐渡高智製造部長が仙台国税局長から表彰状を受け取った。

 酒造好適米の「秋田酒こまち」を使った酒造りは1998年(平成10年)から試験醸造を始め、02年(同14年)から本格的に取り組み、今年で6年目を迎えた。今回、受賞したのは06年(同18年)酒造年度の酒。同社では「秋田酒こまちによる本格的な酒造りから5年を経過し、その酒米の特性を杜氏はじめ蔵人が理解し、習熟してきたことが今回の受賞につながったと感じてます」と話す。

 しかも「秋田酒こまち」は出羽鶴酒造の蔵人が栽培したものであり、「米作りから酒造りまで、一貫して取り組んでいる事も今回の受賞に繋がった」と喜ぶ。そして「今後もこの秋田県産『秋田酒こまち』で多様な酒造りに挑戦し、県内だけでなく首都圏、さらには世界の主要都市にも販売を拡大して行きたい」と意欲を燃やしている。