県展仙北地域展、開催中
日本画、洋画、写真など見ごたえいっぱい(11月22日・木)
美郷町の学友館で「第5回県展仙北地域展」が開かれている。今年6月に秋田市で開かれた「第49回秋田県美術展」で入選した日本画、洋画、彫刻、写真、書道などの中から仙北地域在住者に出品を依頼、協力を得られた105人の作品を展示しているもの。書道で特賞に輝いた高橋紀公子さん(美郷町)の「趙こ詩」、デザインでやはり特賞を獲得した高橋茉莉也さん(同)の「かわいいだけでは…」、彫刻で特賞となった羽深綾希子さん(仙北市)の「月夢」など見ごたえのある作品が多く、足を運ぶ価値は十分だ。
日本画は雪に覆われた曲屋を描いた木元一也さん(大仙市)の「古色蒼然」や高田文雄さん(仙北市)の「平安の風渡る橋」など入選作12点が展示されている。洋画は月夜の中の森の中を歩く十二支を描いた今あすみさん(大仙市)の「十二支の行進」、青い湖と風に揺れるススキの動きを描いた森川美紀子さん(美郷町)の「秋の堤」など10点、そして彫刻では「月夢」など3点。それぞれ作家たちの個性や主張があって、その息づかいも伝わってくる。
工芸では「底に私、外に君、高く高く高く」と題し、ガラスの器に文学を描こうとしたような田越由希子さん(大仙市)の作品、押し花の草薙郁子さん(大仙市)の「月夜の輪舞」など見ごたえたっぷりの作品11点が目を楽しませる。
写真は岩手山と月の風景を幻想的な作品とした古屋貞志さん(大仙市)の「夕月」、眠った子を愛しむように抱きしめる母をアップで捉えた深澤文仁さん(美郷町)の「ぬくもり」をはじめ、田植え体験で思わず尻もちを付いてしまった女子中学生の健康な笑顔を見事なシャッターチャンスで写し切った進藤勝昭さん(大仙市)の「初めての体験」、祭りに行こうとする母と子どもたちの表情が豊かな滑川五郎さん(大仙市)の「お仕度」、秋田若すぎ国体のマスコットとして活躍したスギッチを下から覗こうとする興味津々の子どもの姿をスケッチした「どうなってるの?」など41点が展示され、見ごたえたっぷり。
書道では特賞の高橋さんの作品のほか、奨励賞に輝いた伊藤恵雪さん(大仙市)、菊地ヨウ雅さん(同)の作品など19点が展示されている。墨をしみ込ませた筆の流れや濃淡の美が味わい深い。デザインでは特賞に輝いた高橋さんの「かわいいだけでは…」、そして奨励賞に輝いた畠山昴大さん(美郷町)の「不審者対策ポスター」など出展作11点はアイディアと言葉が楽しませる。
展示会は来年1月14日まで。開館時間は午前9時から午後7時(入館は6時半)まで。休館日は毎週月曜(祝日の場合は翌日)だが、年末年始(12月29日〜1月3日)は休館。入館料は一般300円、高校生以下無料。問い合わせは0187・84・4040。
◇本紙から=書道の「趙こ詩」の「こ」の漢字、菊地さんの「ヨウ雅」さんの「ヨウ」という漢字とも文字化けが起きるため平仮名、カタカナを使いました。