土星アパートという絵も
バラエティーに富んだ作品いっぱい(11月26日・月)
大仙市の大曲交流センターで25日までの3日間、「大曲仙北児童生徒美術展」が開かれた。大仙市、仙北市、美郷町の美術担当の教師たちで構成している「大曲仙北造形教育研究会(小原靖会長)」が、学校の図工や美術などの時間に児童・生徒たちが製作した作品を一堂に展示し、表現する楽しさを学び合おうと始めたもの。39回目を迎えた今回は小学校48校、中学校20校から1100点を超える作品が展示され、会場を訪れる人たちの目を楽しませた。
児童・生徒たちは四つ切りの台紙にクレヨンや水彩絵の具などを使って自由に絵を描くことが楽しめる平面、人物を量感的に描く素描、グループで規格外サイズの作品を作る自由、そして菓子箱など様々な素材を使って工作する立体の4部門に挑戦。色彩的にもバラエティーに富んだ作品が広い会場にずらりと展示された。
可愛がっているネコを皆に見せたいと思ったのだろうか。ネコを画用紙いっぱいに描いた作品もあれば、友だちの笑顔を思いっきり大きく描いた絵もあった。さまざまな動物たちが行進する「午前3時のサバンナの行進」と題したユニークな絵もあり、初めて触れたアマガエルに驚き、その姿を強調した絵もあった。
統合され、自分たちの学校がなくなるのを惜しむかのように「ありがとう。ぼくらの校舎」と大仙市協和地域の淀川小6年生は10枚の画用紙を貼り合わせ、校舎の全景を描いて出品。仙北市西長野小の子どもたちも統合され、閉校になるのを前に「思い出の校舎」を絵に残そうとさまざまな角度から描いた作品を展示していた。
サッカーや野球などに興じる友だちの姿を立体化した作品もあれば、「頼りにしている先生」と題し、メガネをかけた担任の男の先生をたくましく描いた絵もあった。「土星アパート」と思いもつかない発想で楽しませる作品もあり、訪れた人たちは「子どもたちの夢がいっぱい作品からあふれており、元気が出ました」と笑顔を見せた。