仙北市角館町

武家屋敷通り路上禁煙へ

1日から条例施行、マナーは向上と巡回員(10月1日・月)

  国の重要伝統的建造物群保存地区(伝建群)に指定されている仙北市角館町の武家屋敷通り一帯が1日から禁煙となった。市の路上禁煙条例が同日から施行されたもので、火災の原因になりかねない路上での喫煙はもちろん、タバコの投げ捨て、空き缶などのポイ捨ても禁止となった。

  禁煙エリアは、同市角館庁舎から平福記念美術館近くの国道46号までの約730メートル。通りには「青柳家」や「石黒家」「小野田家」など県や市の指定文化財になっている武家屋敷がある。江戸時代から続く黒板塀の歴史的建造物と、しだれ桜の美しい街並みを空き缶やタバコの吸いがらなどによる環境汚染から守ろうと今年6月の議会で条例が可決された。

  これを受け、8月からは市から委託を受けたシルバー人材センターの田中一仁さん(69)と太田定男さん(70)が「路上禁煙指導員」の腕章と禁煙マークなどが描かれた帽子とジャケットを着用し、1日交代で巡回している。

  そして市では桧木内川堤沿いの桜並木駐車場近くと伝承館前の広場の2カ所に喫煙所も設けた。さらに伝建群の周囲にも立て看板を設置。旅行業者にもチラシを送付して協力を求めていた。

  条例施行初日の1日、巡回当番となった田中さんは「条例に罰則はないが、条例があることで禁煙を注意しやすくなりました。それでもこうした場所でタバコは吸われないという意識が浸透しているのか、歩きタバコをする人はほとんど見られません」と喫煙者のマナーも向上してると話した。武家屋敷通りは「秋田わか杉国体」の開催もあって、この日も県外から駆けつけた国体の選手や大型バスでの観光客で賑わっていた。