仙北市の紅葉名所

抱返り渓谷遊歩道開通(10月2日・火)
 
 開通した抱返り渓谷の遊歩道。   危険個所には吊り橋も架けられた。

  落石防止工事などのため昨年春から通行止めになっていた仙北市の紅葉の名所「抱返り渓谷」の遊歩道が先月29日から開通し、多くの観光客で賑わっている。開通したのは「回顧(みかえり)の滝」近くの飯村少年殉難の碑までの1.4キロ。渓谷は今月中旬から来月上旬にかけて紅葉のシーズンを迎える。

  抱返り渓谷は神代ダム下流の玉川沿いに延びたV字渓谷で、全長約10キロ。以前は人がすれ違うのに互いに抱き合って支えないと通れなかったことからこの名がついた。05年の大雪で土砂崩れや崩落などがあったため、全面通行止めにし、県が安全対策工事を進めていた。

  工事は岩盤の亀裂にセメント系の接着剤を流し込んだほか、落石の危険のあるカ所の岩盤を固定。さらに岸壁が迫る深淵の「誓願寺」には付近には吊り橋「誓願橋」を架け、渓谷側に木製の転落防止柵を設置した。総工費は約2億5500万円。

  紅葉にはまだ早いが開通と同時に多くの観光客も訪れるようになって、遊歩道は賑わい出した。市では10日から11月11日まで「抱返り紅葉祭」を開催する。イベントなどの問い合わせは抱返り紅葉祭実行委員会(田沢湖観光協会内)へ。電話=0187・58・0063。ホームページは下記から。

http://www.city.semboku.akita.jp/index.php