被害総額は約2億5868万円に
水稲、大豆など農作物被害は約8800万円(10月10日・水)
大仙市消防安全課は先月17日の豪雨による被害総額は2億5868万7000円に達したと発表した。10日までに被害状況をまとめたもので、水害によって住家8軒が床上浸水し、28軒が床下浸水の被害を受けた。また非住家の床下浸水は47軒だった。
被害額が最も多かったのは農作物で、約727ヘクタールが冠水し、水稲、大豆、サトイモ、ブロッコリーなどの被害額は約8869万円に達した。さらに農地は31カ所で決壊し、水路・農道・揚水機などの決壊も42カ所で発生。農地被害は2700万円、施設被害は6100万円となった。
このほか協和地域唐松で林地崩壊があり、峰吉川では林道2カ所が路肩決壊し、その被害は4400万円。さらに神岡や南外地域で牧乾草が冠水したり流出し、約170万円の被害を受けた。
市道では路肩決壊や法面の崩壊などで1810万円、市管理河川の護岸崩壊で540万円、そして神宮寺地域のサッカー場や野球場の表土が流されるなどして1073万円の被害が出た。
この水害で市では17日午前7時に「水害警戒対策室」を設け、同日午後9時半には水害警戒対策部とし、消防団延べ556人、市職員延べ251人が出動、河川の警戒パトロールや広報活動を展開。そして9時45分には玉川沿いにある中仙鑓見内地域5世帯7人に避難勧告、さらに10時35分には福部内川周辺の福見町地域30世帯80人に避難勧告を出した。
水位は夜になって高まり、大曲間倉地区で1世帯、神宮寺地区で2世帯、刈和野浮島地区で5世帯の計8世帯が床上浸水の被害を受けた。また、南外地区で5戸、協和地区10戸、西仙北地区で9戸が孤立した。消防団は11カ所で土のう積みやポンプ排水など防災対策を行った。
また、市では18日、県からの要請を受けて深刻な被害が出た北秋田市の森吉地区に給水車を派遣、さらに市内で浸水を受けた家屋の消毒やし尿のくみ取り、漂着ごみ処分などを行い、21日午前9時に水害警戒対策部を廃止した。