防犯は鍵掛けから

安全・安心まちづくりの日

県、大仙市に鍵掛け推進ステッカーを贈呈(10月11日・木)
 

  秋田県は「安全・安心まちづくりの日」の11日、大仙市役所で「鍵掛け推進ステッカー」の贈呈式を行った。ステッカーは玄関に貼ってもらえるよう黄色の下地に国体のマスコット「スギッチ」を描いたもので、「鍵かけ防犯の街」の黒色文字がクッキリと浮かんでいる。今月中に市内全戸約3万2000世帯に広報を通じてステッカーを配付してもらい、市民の防犯意識を高めたいと主催者の県。

  「安全・安心のまちづくりの日」は04年4月、安全・安心のまちづくり条例が制定されたのを機に「全国地域安全運動」の初日に合わせて設けた。

  県生活環境文化部によると県内の犯罪情勢は、02年以降5年連続して認知件数の減少と検挙率の上昇が見られるが、鍵を掛けないで盗難被害に遭う無施錠率は06年の統計では住宅侵入窃盗が7割、車上狙いが約8割、自転車盗が約6割となっており、全国平均を大きく上回っているという。特に県仙北地域振興局管内での住宅の無施錠率の高さが際だっており、施錠に対する意識の低さが浮き彫りになった。このため県、大仙警察署、市防犯協会が共催して「鍵掛け推進キャンペーン」を実施し、施錠に対する意識の向上と安全・安心まちづくりに向けた防犯環境の整備を促進したいと同市にステッカーの贈呈となった。

  贈呈式には県から加藤雅広県生活環境文化部長と鎌田恵子安全安心まちづくり推進課長らが、そして山本茂大仙警察署長、栗林次美市長、それに渡部英治市防犯協会長、大花町内会長、福田町自主防犯・防災会長、日の出町防災・防犯の会長ら約20人が出席し、自主防犯組織の代表3人に鍵掛け推進ステッカーが贈呈された。

  加藤部長は「住宅侵入の7割、車上狙いの8割は無施錠、自転車盗も6割が無施錠で、無施錠率は全国平均の2倍前後と高い。安全・安心のまちづくりをしていくためには鍵掛けを推進していくことが大事であり、市の協力を得て鍵掛け推進キャンペーンを実施することになった」とあいさつ。そして栗林市長、山本署長がそれぞれ「大切な財産を犯罪から守るためにも鍵掛け意識の向上を呼びかけたい」と運動の推進に力を込めた。

  一方、大仙警察署ではこの後、栗林市長らを迎え、全国地域安全運動の初日として大仙市と美郷町が所有している青色パトロール10台を迎え、20日までの運動の出発式を行った。

  式には警察のパトカー11台も整列。山本署長は「防犯活動は警察だけではできない。地域の力が必要であり、青色パトロールの巡回活動は見せる防犯として大きな効果が期待される」と呼びかけ、スタートを見送った。青色パトロールと警察のパトカーの計22台は2班に分かれて管内の巡回へとスタートした。