大仙市囲碁フェスティバル

梅沢由香里女流棋聖

囲碁教室を開催、子ども囲碁大会の特別審判員も(10月14日・日)

  大仙市民囲碁大会実行委員会主催の「第3回囲碁フェスティバル」の一環として13日午後1時から、仙北ふれあい文化センターで第10期女流棋聖・梅沢由香里5段を招いての「囲碁入門教室」が開かれた。教室には小学生を中心に大人まで200人を超える囲碁ファンが詰めかけ、梅沢プロの指導に熱心に耳を傾けた。

  同市では日本棋院と事業協定を結び、子どもたちに囲碁を通じて礼儀作法や社会性を身につけ、考える力も養ってもらいたいと06年から市内各地で囲碁教室を開催している。今年度は22小学校で172人の子どもたちが、同棋院から派遣されたプロ棋士や41人の子ども囲碁普及指導者会のボランティアで指導を受けている。

  今年2月にはNHK教育テレビ「囲碁の時間」解説者として知られるプロ棋士、マイケル・レドモンド9段と酒井真樹8段が同市を訪れ、囲碁教室を開いている。

  今回の講師となった梅沢プロは東京都出身で、34歳。NHK教育テレビの囲碁番組で活躍する一方、今年から東邦大学理学部客員教授に就任。そして第10期女流棋聖戦で万波佳奈子女流棋聖を破り、初のタイトルを奪取している。

  ホワイトボードの前に立った梅沢プロは笑顔を絶やさず、子どもたちに「今日は囲碁のルールを一から説明しますね」と解説用の7路盤にマグネット式の石を貼り付けた。そして「囲碁は『お願いします』で始め、終わったら『ありがとうございました』と相手を敬うことが大切です」、「囲碁の陣地は目(もく)と数えます」、「逃げ道のない所には打てないというルールがあります」などと教えながら、陣地を守るための壁の作り方など実戦方式の展開も見せた。

  合間には子どもたちにクイズで問いかけ、褒めることで学ぶことの楽しさや挑戦する面白さをかき立てていた。子ども囲碁普及指導者会の佐々木勇会長は「梅沢さんは勝ち負けよりも囲碁を通じて相手を敬い、交流する楽しさを大切にしている人なんです」とその指導力を高く評価していた。

  教室の後は梅沢プロを特別審判員に第2回子ども囲碁大会が開かれ、訪れた栗林次美市長は「囲碁は1500年も前に日本に伝わった伝統文化です。囲碁を通じて大仙市民としての一体感を高め、たくさんの友だちを作って下さい」と呼びかけた。大会は9路盤を使って行われ、成績は次の通り。今日14日は「第3回市民囲碁大会」が同じ会場で開かれている。

  ◇Aクラス(参加者9人)▽1位=加藤輔(小種2年)▽2位=判田玲旺(大川西根6年)▽3位=高橋千穂(太田南2年)▽4位=桑野拓郎(大曲6年)▽5位=新田康悦(高梨4年)

  ◇Bクラス(参加者52人)▽1位=佐藤瑠久(峰吉川3年)▽2位=高橋まい子(大曲2年)▽3位=佐藤頼人(峰吉川5年)▽4位=堀江知夏(同3年)▽5位=進藤優里乃(同3年) ▽6位=佐々木斗馬(大曲3年)▽7位=今野一樹(大川西根6年)▽8位=時田紘志(花館6年)▽9位=米山昂汰(太田南5年)▽10位=碓氷萌(花館4年)