建築大工の岡田さんら5人
技能一筋をたたえ、11月20日に表彰式(10月23日・火)
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大仙市は07年度の技能功労者に建築大工の岡田修治さん(73)=土川字上雨堤=、建築板金の小林隆久さん(62)=高梨字大嶋=、管工事の小松英巳さん(61)=大曲若葉町=、美容の菅原亜津子さん(63)=朝日町=、造園の鷹觜由夫さん(61)=四ツ屋字下古道=の5人を選んだと発表した。去る9月20日に開いた技能功労者選考委員会(会長・佐藤賢治大曲仙北職業訓練協会長)で決めた。5人の功績は20、21日に開催された「秋の稔りフェア」主会場の大曲体育館で写真パネルで紹介された。また、11月20日午前11時から、大曲エンパイヤホテルで表彰式を挙行する。功績は次の通り。敬称略。
◇岡田修治=1950年(昭和25年)、刈和野の柳葉敬太郎氏の下に弟子入りし、木造建築大工見習いとして規矩術の修得に励み、55年に岡田工務店を設立。その後も多くの資格を取得し、数多くの建築に携わっている。特に日本古来の在来工法を得意とし、神社仏閣に用いられる入母屋造りの建築並びに改修においては、その卓越した技術を遺憾なく発揮し、業界内でも高く評価されている。
後継者育成では多くの若手大工に高度な技術指導を行い、宮大工として活躍している技能者もいる。長年、西仙北建設技能組合の要職も務め、現在は一組合員として後進の指導に当たる一方、西仙北協和商工会専務理事として建設業界のみならず地域商工業の発展にも尽くしている。
◇小林隆久=15歳で大曲の三浦金物店に弟子入りし、住み込みで板金業の技術修得に励み、1968年(昭和43年)に小林板金を設立。北海道から東海地方の数多くの神社仏閣の屋根葺きに携わり、銅板加工など素材の特性を活かした綿密な計画と厳しい現場管理で屋根を葺き上げる技は他の模範となっている。
徹底した基礎技術の指導で多くの技能工を育て、大曲仙北共同高等職業訓練校でも建築板金科の指導員として資格取得を目指す若手技能者の講師も務めている。現在も県板金工業組合仙北・大曲支部長、県板金工業組合理事、仙北建設技能組合理事を務め、業界の発展に尽力している。
◇小松英巳=高校卒業後、管工事の技術を独学で習得し、富士開発機工に入社。1973年(昭和48年)に代表取締役に就任し、現在に至っている。業界に先駆けて亜鉛鋼管による赤水防止対策としてステンレス配管や温水床暖房の普及に努め、さらにガスヒートポンプエアコンの普及を目指す全国組織での温度差許容域の精度の研究論文が高く評価され、技術賞を受賞するなど日々研鑽に努めている。
後継者育成のため、社員の技術指導にも力を注ぎ、多くの資格取得者を育てている。さらに大曲地域職業訓練センターで、配管技術検定の実技指導を行い、若年者の技術向上にも貢献。現在も県管工事組合連合会理事、同技術委員長など多くの役職を務め、業界発展に尽くしている。
◇菅原亜津子=「髪を結う」ことが幼いころから好きで、美容師を目指して仙台市の菊谷美容室で修業。その技能が認められ店長を務めた後、1964年(昭和39年)5月にサン美容室を開設し、現在に至っている。
常に最新技術と衛生知識の習得に励み、時代に即したヘアデザインは評判を呼び、関東方面からも来客があるなど、その卓越した技術は広く知られている。また、病院関係団体の要請を受け、訪問美容ボランティアも積極的に行っている。
後継者の育成では「まずはしつけ」との信念から、住み込みを基本に多くの美容師を育てたほか、保健所による講習会の講師として組合員の衛生知識の習得や技術指導にもあたっている。 さらに県美容生活衛生同業組合支部長、同組合常務理事を務め、美容師の地位向上と業界発展に尽くしている。
◇鷹觜由夫=田沢湖の庭師の下で修業後、1976年(昭和51年)に秋庭造園土木を設立し、現在に至っている。会社設立後も名古屋や京都で造園技術の研鑽に励み、大仙市総合公園などでその技術を発揮、訪れる多くの市民に安らぎの空間を提供している。石組みや巨木の移植技術は同業者からも高く評価されている。
そして自社の見習い職人だけでなく、大曲地域職業訓練センターでは造園技能検定の補佐員として研修生の指導にも当たっている。さらにシルバー人材センター連合会主催の造園管理講習会の講師も務め、高齢者の生きがいづくりにも貢献。長年、大曲仙北造園協会理事や大曲市環境緑化整備造園協会副会長を務めるなど、造園業界の発展に尽力している。