大曲中通病院、移転新築へ

向かいの薬局跡地に建設

医療と介護の融合を目指した4階建ての病院へ(9月11日・火)
 
 新病院が建設されるため薬局の取り壊しが行われている。
  新病院の完成予想図。

  大仙市上栄町、医療法人明和会・大曲中通病院(深瀬茂院長)が、向かいの大曲調剤薬局と病院駐車場に移転新築することになった。現在、薬局として使っている建物は解体中で、21日午前11時から起工式を行う。

  現在の病院は1975年12月に建設され、老朽化と手狭になっていたことから移転新築を検討、代替地を模索していた。郊外への移転も一つの選択肢だったが、1973年、当時の「下山至誠堂病院」を引き継いで以来の歴史や通院してくる患者の利便性も考え、向かいに移転新築することになった。

  敷地2145平方メートルに鉄筋コンクリート造り、一部4階建て延べ床面積4300平方メートルの新病院を建築する。さらに現病院(3階建て、4000平方メートル)は解体し、鉄筋コンクリート3階建て延べ床面積1500平方メートルの別棟を建設する。

  新病院は医療と介護の融合を目指したもので、外来と入院というこれまでの医療機能に加え、ショートステイとデイサービスの受け入れも行い、「病院での治療から在宅での介護まで、一貫した対応をしたい」と運藤博志事務長。県内では初めての試みという。

  4階建ての病院は1階が外来診療、2階一般病棟、3階は療養病棟とし、4階がショートステイ棟となる。設計に当たっては、高齢者が安心してかかれる病院を目指したいとバリアフリー構造とし、車いす用トイレを各階に設置。さらに癒しの空間として2階から屋上に吹き抜けを設け、各階に姫神山を眺望できる談話室も設置する。そして屋上には散歩スペースも確保するという。正面玄関は駅方向の北側となる。

  ベッド数は現病院と同じ106床だが、ほかにショートステイ用ベッド16床設ける。病室は4床以下とし、2階には個室6部屋設ける。さらに外来診察室は患者のプライベートを守るため、診察中の医師との会話が外に漏れないような構造とする。また、CTスキャンなどレントゲン装置も新しく導入する。

  完成は来年9月の予定で、完成に合わせ透析ベッドの増床や人間ドック、事業所健康診断も強化したいとしている。

  新病院完成を待って現在の病院を解体し、そこに新たに3階建ての別棟を建設し、1階に歯科、2階はデイサービスと訪問介護センター、3階は管理棟とする。総事業費は15億円から20億円を予定している。

  診療科目は一般内科、胃腸科、循環器科、神経内科、呼吸器科、一般外科、整形外科、泌尿器科、肛門科、それに麻酔科は変わらない。