大曲仙北広域消防本部

消防年報まとまる

06年の火災は66件、救急車出動は増加の一途(9月13日・木)

  大曲仙北広域消防本部は「07年消防年報」をまとめた。年報は06年中の火災や救急救助統計などを記録したもの。市町村合併によって管内は大仙市・仙北市・美郷町の2市1町となり、署員数は248人(平均年齢44.1歳)で、1本部2署9分署1出張所からなっている。車両は消防車17台、はしご車2台、化学車1台、救助工作車2台、救急車11台、広報連絡車など12台の計45台の機動力を持っている。

  消防署員として所有している免許は、普通車は全員持っているが、大型車は177人が所有。特殊な例としてはクレーン運転免許所持者が20人、小型船舶操縦士24人、特殊無線技師126人、衛生管理者4人、アセチレンガス溶接士16人、危険物取扱者甲乙丙合わせて193人、救急救命士11人、救急隊員資格(標準2・1)合わせて156人、潜水士5人と多彩な技能集団だ。

  統計によると昨年の火災は66件で、6件の増だった。建物火災は41件、車両火災15件、その他10件だった。火災が最も多かったのは大仙市大曲の16件で、次いで仙北市角館町の8件だった。大仙市仙北地域と南外地域は年間無火災を記録した。火災によって3人が亡くなった。

  出火原因が明らかなのは42件で、電気関係と放火が7件(推定含む)でトップとなった。次いでたき火・ゴミ焼きが6件、ストーブ、調理・天ぷら鍋、タバコ、スプレー缶、煙突、ローソクなどだった。スプレー缶はゴミ収集車が収集中の圧縮時の火花が残留ガスに引火したもので、各家庭でのガス抜きで防げると同本部は注意する。また、電気配線関係からの出火がここ数年増加しており、古くなった配線の点検や早期交換を呼びかける。  火災による損害額は2億1902万円で、前年(1億2186万円)より9716万円増加した。火災1件当たりでは約332万円の被害となる。

  救急活動では、出動件数は4878件で、昨年の過去最大件数をさらに14件上回り、5年前よりも1102件も増加している。1日当たりの出動は13件で、人口割(14万9319人)では33人に1人、世帯割(4万8044世帯)では10世帯に1人が救急車で搬送されたことになる。全国では6.5秒に1人、人口割では28人に1人となっている。
  救急要請のトップは急病で3163件65%を占め、次いで一般負傷534件11%、交通事故488件10%、転院485件10%で、自損(自殺)は66件1%だった。