ごみ収集、有料化へ
都市再生住宅建設など追加議案も可決(9月18日・火)
大仙市の9月定例議会は18日、本会議を再開、上程されていたごみ収集の有料化に伴う廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正、西仙北地域の強首保育園、大沢郷保育園、寺館保育園を統合し、大沢郷宿字山田地内に建設中の「みつば保育園」の12月1日開所に向けての保育所設置条例の一部改正、幼稚園保育料徴収条例の一部改正など条例案8件、07年度一般会計補正予算案など予算案6件、「男女共同参画都市宣言」など議決案5件、06年度市立大曲病院事業会計決算など認定案2件の計21件を原案通り可決。06年度一般会計・特別会計歳入歳出決算の認定については、決算特別委員会で審議の結果、継続審査とした。さらにこの日、追加提案された2件の工事請負契約の締結を議決すると同時に任期満了に伴う人権擁護委員4人の再推薦に同意。最後に「非核日本宣言」を求めるなど8件の意見書の提出を可決して閉会した。
ごみの有料化は家庭から出される「燃やせるごみ」「燃やせないごみ」を対象にするもの。地球環境負荷の軽減を図るためのごみの減量化や再資源化、そして排出量に応じた負担の公平化を求めるためには有料化に踏み切らざるを得ないとして条例の一部改正となった。
有料化は「証紙」を印刷した市の指定する新しいごみ袋を通じて手数料収入とする。手数料は燃やせるごみ、燃やせないごみとも大(450リットル)40円、中(30リットル)30円、小(20リットル)20円とし、08年(平成20年)4月1日からの交付となる。経過措置として6月30日までは旧ごみ袋での排出は手数料なしでそのまま使える。旧ごみ袋は来年3月31日で販売店から回収される。
市立幼稚園の保育料は少子化で園児数も減少、定員を割り込んでいる状態で、市の財政負担も困難なことから改定に踏み切りたいと条例の一部改正をした。園児1人当たり月額5000円を1500円引き上げ、6500円となる。08年(平成20年)4月1日からの実施。
合併協議会で結論が見送られ、合併後に新たな料金体系として負担の公平化を図るべきだとされていた公共下水道及び集落排水施設の使用料に関しても今議会で条例が一部改正された。08年度(平成20年度)から2014年度(平成26年度)までに使用料を段階的に引き上げ、統一する。神岡、西仙北、中仙、協和、仙北、太田の各地域の公共下水道及び農業集落排水施設の使用料が、それぞれの地域ごとに引き上げられる。施行は08年(平成20年)4月1日から。
男女共同参画社会に向けての「男女共同参画都市宣言」は、市民意識の高揚と気運の醸成を図ろうとするもので▽男女が互いに認めあい、自らの意思でともに参画し、よろこびも責任も分かち合う協働のまちをめざします▽一人ひとりが自立し、自分らしく、いきいきと生活できるまちをめざします─など4項目を挙げている。
07年度一般会計補正予算は9億1743万7000円で、補正後の累計額は444億914万6000円となる。補正による主な事業は、第3セクター運営資金貸付金2900万円、廃棄物減量化対策費3401万4000円、除雪対策費5億8317万6000円、協和統合小学校建築事業費5255万3000円など。
第3セクターは奥羽山荘、中里温泉、太田スキー場などを経営している太田生活リゾート株式会社で、今年度内の返却を条件に貸し付ける。廃棄物減量化対策は来年4月からのごみの有料化に向けての市指定ごみ袋の製造経費などに向けるもの。協和統合小学校建築事業費は08年4月開校に向けての児童用机、イスなどの備品や路線バス乗り入れに伴う待合所の設置経費。
追加提案された工事請負契約の締結は、大曲駅前第二地区都市再生住宅建設工事で、指名競争入札の結果、8億6310万円でさとう・佐々木組・丸茂組特定建設共同企業体(代表者・株式会社さとう=佐藤富彦社長)が落札した。また西仙北地域の大沢郷地区簡易水道施設整備事業構造物建設工事は、指名競争入札の結果、7億4392万5000円で仙台市青葉区の扶桑建設工業株式会社仙台支店(大高勲支店長)が落札した。
都市再生住宅は土地区画整理事業によって移転を求められる住民を中心とした共同住宅で、大花町地内の旧八嶋木材店跡地に建設する。建物は鉄筋コンクリート造7階建で、延床面積は約7554平方メートル。高齢者住戸24戸、一般28戸の52戸のほか、高齢者生活相談所、子育て支援施設が併設される。完成は08年11月28日の予定。
大沢郷地区簡易水道施設整備事業では水源地取水施設、浄水場、配水場、送水ポンプ場が建設される。
人権擁護委員25人のうち、任期満了(12月31日)に伴い再推薦の同意を受けた委員は渡部睦子氏(64)=元教諭・大沢郷字宿=、花津谷環氏(66)=会社員・豊川字葛川=、藤原成雄氏(73)=元太田町役場職員・太田町太田字新田下野=、宇野聖子氏(49)=学習塾講師・太田町東今泉字壱本=の4人。
意見書は「非核日本宣言」を求めるのほか、▽原爆症認定制度の抜本的改善を求める▽公共工事における建設労働者の適正な労働条件の確保▽有害鳥獣対策の抜本強化▽割賦販売法の抜本的改正▽原爆症認定制度の改革を求める▽いじめ・不登校対策のための施策を求める▽「地域安全・安心まちづくり推進法」の早期制定を求めるの8件。