整備事業着工
住民の願い生活用水やっと解決へ(9月20日・木)
大仙市大沢郷地区簡易水道施設整備事業の安全祈願祭が20日、西仙北林業者等健康増進施設で行われた。大沢郷地区は飲料水などは沢水を引いたり、自家用井戸を掘って補っているが、夏になると毎年のように渇水状態となり、給水車が出動していた。また、降雨期には表流水に濁りが生じ、日常生活にも支障が来している状態だった。
このため、旧西仙北町では1989年(平成元年)に電気探査、94年から小規模生活ダム建設のための予備調査も実施したが、ダム建設は経済的にも妥当でないとして計画は中止。代わって現在、国が建設中の成瀬ダムに水道利水者として参加し、暫定水利権を取得、雄物川左岸の伏流水を水源に簡易水道整備を行い、生活環境の改善に努めることになった。
祈願祭には栗林次美市長、大沢郷振興協議会の齋藤郁雄会長、議会建設水道常任委員と市職員、工事関係者ら約40人が参加、神事で安全を祈願した。
工事は07年度から2011年度までの5カ年継続事業で、大沢郷地区全域への計画給水人口は1550人。雄物川の伏流水を取水する水源地、浄水場、第1、第2配水池、そして延長約58キロの配管を敷設し、給水する。総工費は25億1600万円で、国からは9億1880万円の補助がある。
栗林市長は「大沢郷地区の簡易水道設備は、長年にわたる地域住民の願いであり、着工の運びとなったことは同慶にたえない」と祝いの言葉を述べ、力強く鍬入れをし工事の安全を祈った。