花館〜神宮寺間約3.3キロ開通
全線開通への期待を込めてテープカット(9月23日・日)
大仙市神岡地域の国道13号の渋滞解消と冬期交通環境の改善などを目的に国交省湯沢河川国道事務所が整備を進めている「神宮寺バイパス」の第1工区「花館〜神宮寺間」の約3.3キロが完成、23日、玉川橋近くの現地で開通式が行われた。
計画では同バイパスは、花館字間倉洲崎の玉川橋北交差点から北楢岡までの延長9.6キロとなる。今回の開通区間は玉川橋北交差点からJR奥羽線を跨ぎ、神宮寺字西田の主要地方道四ツ屋神岡線の宮田交差点まで暫定2車線での開通。1998年に事業着手し、02年から工事を進めていた。これまでの事業費は約50億円。
第2工区となる宮田交差点から神宮寺大坪までの延長1.9キロは2010年までに供用開始を目指して工事が進められている。その先の道の駅「かみおか」までの第3工区2.2キロはまだ未定。
今回の開通で大曲方向から秋田市方向に向かってバイパスに入った車は、宮田交差点で左折し、神宮寺小学校前の交差点で再び国道13号に入ることになる。このため渋滞緩和が効果的に見えてくるのは大坪までの区間が開通してからと見られ、国交省湯沢河川国道事務所は当面、道路案内標識を現国道ルートのままにするという。
午前10時半から行われた開通式には、中山敏夫県建設交通部長、栗林次美大仙市長、山本茂大仙警察署長、それに地権者代表ら34人が出席し、マーチングバンド「センセーショナルZip」の演奏で幕を開けた。
貫名功二湯沢河川国道事務所長は17日の豪雨で水害被害を受けた人たちへの見舞いやバイパス建設にあたって土地を提供した地権者、事業推進に協力のあった大仙市、県ら関係者に礼を述べた後、「全線開通までにはまだ、170億円の事業費が見込まれる。地域に必要な道路整備が着実に進められるよう支援、協力を願いたい」と訴えた。
栗林市長も「バイパスは県南の交通の要衝として機能向上が図られ、医療・救急体制など生活への利便性だけでなく、地域経済の拡大にも大きく寄与する。全線開通に向けてこれからも様々な運動を展開したい」と述べた。そして平和中6年生の高橋真衣さんが「大曲、神宮寺、そして刈和野の3つのバイパスが未来に続く美しい道路となって一体化することを祈ります」と作文を読み上げた。
テープカットとくす玉開破が行われ、大仙警察署のパトカーの先導で出席者が次々とパレードを行って開通を祝った。道路は同日午後2時から一般開放された。