気軽に寄ってって

美郷町社会福祉協議会

六郷地域にふれあいサロン「まめだ屋」オープン(9月26日・水)
 

  美郷町社会福祉協議会が地域福祉トータルケア推進事業として管理・運営する「清水の里ふれあいいきいきサロン『まめだ屋』」が26日、オープンした。六郷地域の観光施設「湧太郎」向かいにある空き店舗を活用し、待ち合わせや買い物、通院帰りの休憩の場、サークルや趣味活動の場として町民が自由に使えるようにしたもの。県社会福祉協議会からトータルケア推進モデル地区として指定を受け、その補助金を基に子どもから大人まで世代間を超えた触れ合いの場を設けたもの。昨年9月には仙南地域の後三年駅前にあった旧農協支所を利用して「よってって」というサークル活動の場を設けた。

  まめだ屋は最近まで「洋品店」として使われていた。木造平屋建てで、105平方メートルの大きさ。それを県と町、そして町社会福祉協議会が負担し合い、計250万円ほどの改修費をかけ、キッチンや8畳の畳の間、喫茶コーナーもある多目的ロビー、トイレなどを設けた。

  誰でも気軽に利用できる場にしたい、と町社会福祉協議会からの呼びかけに町民からもイスやテーブル、テレビ、ビデオカセットなど多くの備品の寄贈もあった。六郷高校美術部からは「まめだ屋」などと書かれた看板が寄贈された。

  まめだ屋の名前は方言の〃まめだか(元気だか)〃から採った。「近くにある医院に通った町民が気軽に寄ってお茶を飲んで、井戸端会議のような場所に使ってもいいし、直売所やフリーマーケット、子どもたちの勉強の場になってもいい。多くの町民が足を運んでもらえる場にしたい」と町社会福祉協議会六郷福祉センター長の板谷智子さん。人が行き交うことで中心商店街の活性化につながることも期待する。
 

  施設の利用日は月曜日から金曜日までで、午前9時から午後5時まで。オープン後のこれからは、身体障害者と知的障害者の複合施設「サンワーク六郷」の利用者がボランティアで通って、自分たちで作っているパンの販売や喫茶部での接客サービスする。また、町民にもボランティアでの参加を呼びかけ、お茶やコーヒーのサービス、後片付けをお願いしたいとしている。提供されるコーヒーやお茶は100円というサービス値段。

  オープン式には町民ら関係者約100人が参列。高柳照見町福祉協議会長は「人の幸せはモノやお金でない。『まめだけっか』と思いやりを込めた言葉を掛け合うことであり、そういう地域を作っていくのが福祉の根っこだ。気軽に通って、友だちと語り合う場として活用してもらいたい」とあいさつ。来賓の松田知己町長も「心がふれ合え、幸せを感じる場として利用してもらいたい。町としてもそうした思いやりや心を大切にした福祉政策に取り組みたい」と述べ、テープカットでオープンを祝った。

  施設ではオープンを記念して1961年(昭和36年)に開催された秋田国体の自転車競技会場となった時の懐かしい写真40点が展示されている。また、29日午後1時半からは町教育アドバイザーで、清水の里ふれあい運営委員長・加藤勇孝さんの「マジックショー」、10月1日午前10時からは痴呆高齢者の介護をテーマにした映画「折り梅」の鑑賞会、2日午後1時半からは善応寺住職・宮野剛氏の法話「今この身を受けて生きる」など多彩なイベントが企画されている。