知的障害者施設「後三年鴻声の里」

事業開始式と看板除幕式

公立から社会福祉法人水交会の運営へ(4月2日・水)
 

  大曲仙北広域市町村圏組合運営から社会福祉法人水交会の運営へと事業が移譲された知的障害者施設「後三年鴻声(こうせい)の里」=美郷町飯詰字東西法寺=の事業開始式と看板除幕式が1日、現地で行われた。

  施設利用者60人と水交会の高井慶藏理事長=ふれあいの郷まつくら施設長=や理事、鎌田榮治広域副管理者、保護者ら約80人が出席。

  高井理事長は「鴻声の里」とした由来を「今から約1000年前、この地で後三年の役という歴史に残る大きな戦いがあった。その戦いの時に雁の乱れから伏兵が草むらに隠れているのを知って敵兵をこらしめたと言う話は今も残っている」と話した。そして職員には利用者に楽しい生活を遅らせたいとする保護者や地域住民、関係者の付託に応えられるよう協力を求め、利用者にも仲良く楽しい生活ができるよう頑張ろうと呼びかけた。

  そして玄関前に掲げられた「社会福祉法人水交会  後三年鴻声の里」の看板の除幕式を行った。

  同施設は1975年4月にオープンしたが、国の行財政改革や障害者自立支援法の施行に伴い、障害福祉を取り巻く環境は流動化が予想されていることから、公立での運営形態を解消し、柔軟な運営が可能となる社会福祉法人を立ち上げ、運営を引き継いでもらうことにしたもの。

  法人の名前の「水交会」は大曲仙北地域を流れる雄物川と玉川、それに横手川の交わる場所ということから名づけた。

  広域組合は事業移譲に当たって現在の施設を無償譲渡するほか、土地も無償貸与、さらに経営基盤が安定するまでの一定期間、補助金などの財政支援や人的支援として職員も派遣する。また、建物は築後33年が経過し、老朽化が進んでいることから現在地近くに約8000平方メートルの土地を取得、国庫補助を申請し、2010年までには新園舎での運営を目指すことにしている。