古仏画展始まる
大仙市中仙市民会館ドンパル(4月29日・火)
大仙市美術愛好会(木元一也会長)主催の仏画家・鈴木空如(1873年〜1946年)の「古仏画展」が今日29日から、中仙市民会館ドンパルで始まった。
鈴木画伯は太田町小神成出身で、法隆寺金堂の壁画模写を手がけたほか、数多くの仏画の秀作を残している。その壁画模写十二面図は1997年、鈴木家9代目の鈴木泰三氏(故人)から旧太田町に寄贈され、太田文化プラザで何度か公開されている。
今回は鈴木家に保存され、同市指定文化財の「聖観音菩薩」「十三仏」「阿弥陀如来」「大日如来」をはじめとする軸装された貴重な作品40点が展示されている。
5歳で亡くなった娘・豊子を悼み、渾身の思いをかけて描いたと思われる「童形地蔵菩薩」、うたた寝している紫式部とそれを見守る観音菩薩を描いた「紫式部」、鬼気せまる「鬼女之図」、迫力いっぱいの「三国志1、2」などは感銘を呼ぶ。
愛好会の人たちは「仏画に生涯を掛けた鈴木画伯の繊細な筆の運び、色彩の美しさなどは天才的なものがある。滅多に観られない作品であり、多くの人に観賞してほしい」と話す。展覧会は5月5日までで、午前9時から午後5時まで。入場無料。
今回の展示会に合わせ、鈴木泰三氏の妻・アイさんは「床の間に大叔父空如の写絵を置きてわが家の年新たまる」「豊子像の三年ぶりのふくよかな聡き面輪に逢えるうれしさ」など短歌を寄せている。