2個人と4団体に芸術文化賞
9日にグランドパレス川端で表彰式(2月6日・水)
大仙市芸術文化協会(進藤芽風会長)は第2回芸術文化賞受賞者として園芸の大河隆文さん(仙北支部)、短歌の楢岡短歌会(南外支部)、写真の写友「嶽」(神岡支部)に功労賞を、文化交流で佐藤裕男さん(協和支部)、伝統文化で国見ささら保存会(太田支部)、太鼓で大曲太鼓道場(大曲)に奨励賞を贈ることにした。表彰式は9日午前11時から、同市大曲浜町のグランドパレス川端で行われる。
同協会は大仙市誕生の翌年の06年に市内各地の芸術文化協会が統合したもので、280団体、約5000人の会員からなっている。受賞者の功績は次の通り。敬称略。
◇大河隆文(79)=板見内在住。戦前から愛好者で組織されていたダリアの会は戦争で解散したが、当時から会員として情熱を注いでいた氏の奔走で1950年、県ダリア同好会とともに大曲仙北ダリア同好会が再起、栽培と研究を重ね、現在までダリア展を開催してきた。60年もの長きにわたる活動と県民に潤いを与える全国的にもハイレベルな銘花展など地域文化に与えた影響は大きく、園芸という分野が生活文化として捉えられ、その功労が認められた。2000年秋田県ダリア会功労賞、04年旧仙北町功績者。
◇楢岡短歌会(小西喜蔵代表)=同会は1961年12月に発足し、これまで46年間にわたって地域の文芸団体として主導的立場で活躍。1998年には伊藤順三氏(故人)の歌(御題「道」=草刈りしなはては風の道となりあきたこまちの開花はじまる)が宮中歌会始預選歌の栄誉に浴するなど会員の詠歌は多くの歌会に入選している。また、1962年から歌集「楢岡」を発行、文芸資料の発掘調査の報告書も数多く残すなど長年の活躍を通して地域文化振興に与えた功績が評価された。
◇写友「嶽」(古屋貞志代表)=同会は1979年に結成され、月1回の例会を表現力の向上のためにお互いを励ますという意味で「励会」とし、会員全員が各種の公募展や県展での入賞歴を持っている。中でも古屋会長と会員の高橋衛さんは二科展にも入賞するなど高いレベルを誇っている。その活躍や技術、作品が地域の写真愛好者に与えた影響は大きく、大仙市の写真文化の振興に寄与した功績が認められた。
◇佐藤裕男(77)=協和民謡舞踊協会の会長として、中国との親善交流を精力的に行い、秋田県の芸術文化を国際的に普及させた。また、まほろば能楽殿を会場に毎年、民謡舞踊のチャリティ発表会を開催、その益金を社会福祉に寄付する一方、近年では旧協和町で生まれた歌謡「びんだれ山」の普及にも努めている。
◇国見ささら保存会(佐々木秋男代表・太田町国見)=1951年に設立し、太田地域を代表する民俗文化の保存と後継者の育成に努め、1964年に県無形民俗文化財に指定されている。地元の祭典・イベントへの出演はもとより県内外の行事にも積極的に参加して地域の活性化に尽力している。
◇大曲太鼓道場(明平啓喜代表・朝日町)=県内最初の創作太鼓団体を母体に1989年1月に発足、県南はもとより県内外で広く演奏活動を展開し、20周年を迎えた。昨年の日本太鼓ジュニアコンクールでは、大曲の花火をモチーフにした「八重芯菊花〜和火」を披露、上位の成績を収めるなど、その演奏技術は全国的にも認められている。