大仙市男女共同参画室
妻が入院、料理を覚えなければと81歳の男性も(2月20日・水)
大仙市男女共同参画室主催の「男性料理教室」が20日、同市内小友の学校給食総合センター調理実習室で開かれた。男女共同参画のためには男子も積極的に台所に立ち、料理作りを学ぼうと開いているもの。2月の広報で参加を呼びかけ、今年度3回目の教室には13人が参加した。
一昨年12月に完成した給食センターを会場にした教室は初めてであり、参加者は午前9時半までに同センターに集合。2階の見学廊下から「煮炊き・炒め調理室」や「揚げ・焼き・蒸物調理室」などを見学。食の安全のため、近代化された調理室の様子や大曲地域と南外地域の小中学校13校3600人分の給食のため、大きな鍋を使って作業する様子を見ながら、同センターの職員から説明を受けた参加者は規模の大きさに驚いていた。
そして教室の開催では茂木優子室長が「大仙市は昨年11月17日に男女共同参画宣言をした。全国で101番目となる。これからは男性も家事や育児に協力し、女性も仕事に頑張る時代。今日はプロの技術を学んで、料理を楽しんで下さい」とあいさつ。
大曲エンパイヤホテルの星宮多賀司料理長を講師に迎え、「簡単!ヘルシー!酒のつまみづくり」と題して「緑黄色野菜とサンマの蒲焼き風」「キノコいっぱいの鶏の水炊き」の2つの料理に挑戦した。星宮さんは「健康のため野菜をふんだんに取り、塩分とカロリーは控え目の料理にしたい」と述べながら、調理に入る前の心がけとして全員に手洗いを勧めた。
エプロン、頭にはバンダイを巻いた男性たちが3班に分かれて調理台に立つと「まな板の下に濡れた布巾を置くとまな板は動きません」と注意。そして包丁を使ってナス、カボチャ、キノコ、白菜などの切り方も「火が通りやすく、食べやすい大きさに切って下さい」と見本を示した。また、3枚におろしたサンマを片栗粉でまぶすにも、ビニール袋に片栗粉を入れ、その中にサンマを入れると粉が飛ばないなどプロならではのアイディアも披露。
「妻が入院してしまい、自分のことは自分でやらなければならなくなって参加した」という81歳の男性。相手の包丁さばきを目にしては「大分、慣れてますな」「いやー、まだまだ」とお互い声を掛けながら和気あいあいのムードで料理作りを進めた。
1時間もすると調理実習室には油で炒めた野菜、肉のかぐわしい香りが満ち、昼にはその料理を試食。「家に帰ったらカミさんにも食べさせたい」と笑顔を見せる男性もいた。