昨年の火災・救急・救助統計
火災は86件、救急車出動は初めて減少(2月21日・木)
大曲仙北広域消防本部はこのほど、07年1月から12月までの「火災・救急・救助統計」をまとめた。それによると昨年1年間の火災は86件発生し、6人が死亡、10人が負傷した。火災は前年の66件から20件増加し、建物は53件、林野11件、車両5件、その他が17件だった。建物のうち住家の全焼は16棟で、部分焼は17棟だった。火災による損害額は約1億5942万円と算出された。
地域別で火災が最も多かったのは大仙市大曲の18件、次いで大仙市西仙北が14件、同中仙13件で、最も少なかったのは仙北市田沢湖と大仙市南外の各1件だった。月別に見ると4月・6月・10月に各10件を超える火災が発生し、いずれも林野火災が多い。また4月・6月・10月のその他の火災の中にはゴミや枯れ草焼きが空き地や休耕田、河川敷などに燃え広がったのも含まれている。建物火災は毎月2〜7件発生し、3月から6月にかけて多かった。
火災で亡くなった6人のうち、4月の大曲大花町と中仙での火災では、いずれも2人が犠牲になった。
原因別では「たき火・ゴミ焼き」などが24件、そして落雷という自然災害が8件あった。電気関係は6件、調理・天ぷら鍋など台所仕事での出火は3件だった。いずれにも分類されない「その他」が13件あり、これは出火原因の多様化を反映するものと同本部。そして子どもの「火遊び」や「タバコ」「スプレー缶」、「ストーブ」が原因の火災が減少していることは、火災予防の啓発活動が奏効したものと見ている。また、車両火災は5件あったが、電気配線の被覆の傷みなどが見られた。
救急活動では昨年の救急車の出動は4807件だったが、前年より71件減と同本部が救急活動開始以来、初めての減少となった。理由として同本部は交通事故が対前年比64件(13.1%)と大幅に減少したことが大きいと分析している。1日当たりの出動件数は13.2件、管内人口32人に1人、管内10世帯に1人の割合で搬送されたことになる。
救急車の出動要請は、急病が3212件と圧倒的に多く全体の67%を占め、次いで一般負傷517件(11%)、転院搬送472件(10%)、交通事故424件(9%)だった。自損行為での搬送も60件あった。
救急車で実際に搬送された人は4655人で、仙北組合総合病院への搬送が2608人で全体の54%を占め、次いで仙北市立角館総合病院1179人で25%だった。そして秋田市の秋田赤十字病院や大仙市の大曲中通病院、横手市の平鹿組合総合病院、秋田大学付属病院、秋田市の中通総合病院などとなっている。
救急車が出動し、救急隊員が応急処置を行ったのは4422人で、最も多いのは酸素吸入の1456人、次いで保温374件、気道確保331件、交通事故や一般負傷などでの固定が325件、心肺蘇生197件、止血141件、人工呼吸50件などだった。