スーパー主夫・山田さんが講演
子育ては楽しみのタネを拾うことと伝授(2月28日・木)
大仙市では男女共同参画都市宣言から100日目の記念事業として24日、子育てや家事をテーマに執筆や講演活動しているスーパー主夫・山田亮さん(京都府在住)を講師に仙北ふれあい文化センターで講演会を開いた。
当日は午後1時半の開演予定だったが、全国的な大荒れの天候で新幹線ダイヤが乱れ、予定時間への到着が遅れるというアクシデントも。子育て中の夫婦連れなど約60人が集まっていたが、講演は午後6時半にと延長。それでも夕方には約30人ほどの聴衆が再び駆けつけた。
「子育てを楽しむコツ〜素敵なパパになれる30分〜」と題して始まった講演ではまず山田さん自身が体験した育児、家事についてスライド上映しながら紹介。そして子育ても家事も楽しくやろうと、風呂に入る時は子どもにも洋服を「きちんと揃えて脱いでもらい手間が掛からないようにしてもらう」「食べ終わった皿はすぐ片づける」「風呂に入ったら風呂場にカビが発生しないようすぐに床や壁をシャワーで洗う」を「プチ家事3種目にした」と語った。
さらに「一人でも楽しく暮らせるが、一緒だったらもっと楽しい、だからM字のように手をつなぎ合う〃M字型人間関係〃を築こう」と呼びかけた。そのコツは「楽しみのタネを拾うことだ」とし、子どもが散らかしたオモチャを「何で俺が片づけるんだ」と思うより、「オッ!。こんなオモチャで遊んでるんだ」「こんな字や絵もかけるようになったんだ」と子どもの成長を感じ、楽しむ「発想の転換」を聴衆に求めた。
山田さん自身も子育てでノイローゼになったこともあったと言う。その辛さを経て分かったのは「はい。お願いと言うだけの家事や育児では楽しくないし、一人で悩みをため込み、最悪の場合は病気になってしまう。解決策は子育ての大変さを共有することで、それによって『大変だったんだ』、『良くやってるなあ』という共感が生まれ、会話も増え、心にもゆとりが持てる」とも語った。そして「子育ては繰り返しの効かない一度限りのライブ。全力投球で頑張って下さい」と聴衆にエールを送った。
山田さんは大阪市立大学卒業後、さまざまな仕事を転々としながらも1988年、当時大学助手だった妻と結婚。主夫をしながら佛教大学博士課程に進学。現在は大学非常勤講師や日本洗濯ソムリエ協会理事として活躍し、「家事は楽しい生活のための手段。できる人が、できる時に、できる家事をやればいい」というスタンスで人気を呼んでいる。
終わってからも様々な質問が出たが、「子どもの夜泣きがひどく、その対処方法は」との訴えには「子どもは泣くものであって、泣かれることに慣れることが第一のステップ。保健師さんに言わせると子どもは泣くことで肺活量がつくとのこと。泣かれることに慣れると、その泣き方で子どもの要求が分かるようになる。今は辛いと思うが、頑張って下さい」と励ましていた。