おめでとう、満100歳

大仙市強首の伊藤トワさん

市から100歳長寿祝金、贈呈される(1月4日・金)

  おめでとう。満100歳─。大仙市強首字乙越の伊藤トワさんは元旦が誕生日で、元気な100歳を迎えた。栗林次美市長は4日、市役所での仕事始めの式に出席したあと、伊藤さん宅を訪ね、100歳長寿祝金50万円を寄贈し、長寿を祝った。県からも仙北福祉環境部長が駆けつけ、寺田典城知事からの記念品をトワさんに、家族へは「賀詞」が贈呈された。

  伊藤さんは1908年(明治41年)1月1日、旧雄和町平尾鳥生まれ。農業を営んでいる伊藤家に18歳で嫁ぎ、3男4女の子どもに恵まれた。80歳ごろまで田畑の仕事をこなすほど元気だった。夫は1989年(平成元年)に81歳で亡くなっている。

  現在は孫で伊藤家11代目となる伊藤元克さん(55)夫妻とひ孫2人の5人暮らし。家族によるとこれまで大きな病気をしたこともなく、難聴で会話が大変以外は自分の身の回りのことは自分でするなど至って健康。食べ物にも好き嫌いはなく、何でも食べるという。ただ、昔のことは良く覚えているが、今聞いたことは忘れがちという。一方でテレビや本、写真などに興味を示すなど好奇心は旺盛。さらに家族の洗濯物をたたむのが自分の日課だとし、天気の良い日は玄関で日向ぼっこも楽しんでいる。

  伊藤さん宅ではこの日、市内や秋田市で暮らしているトワさんの子どもたちや近くの親類が集まり、100歳を祝う宴の準備が進められていた。和服を着せてもらったトワさんは回転式の籐椅子に座って少し緊張気味だった。それでも栗林市長が駆けつけ「おばあさん。満100歳、本当におめでとう」と声をかけると、嬉しそうに上品な笑顔を見せていた。

  市によると1月4日現在、同市の100歳以上の高齢者は30人となり、最高齢者は仙北地域橋本の樫尾チタさんの106歳。30人のうち女性が25人という。