大仙市大曲新人音楽祭

海外も含め49人が出場

15人が予選を通過、グランプリ目指して本選へ(1月12日・土)

  第20回大仙市大曲新人音楽祭コンクール(主催=大仙市、同市教育委員会)は12日、大曲市民会館と大曲中央公民館を会場に予選が行われ、ピアノ15人(エントリー17人)、弦・管・打楽器22人(同23人)、声楽12人(同13人)の計49人が出場、演奏を競った。審査の結果、ピアノ5人、弦・管・打楽器6人、声楽4人の計15人が予選を通過。明日午後0時半から大曲市民会館を会場に行われる最優秀者演奏会(本選)に出場し、グランプリ(副賞30万円)を目指して熱演が展開される。

  新人音楽祭は、若い音楽家による演奏コンクールを実施し、将来性のある音楽家の発掘と育成を図ることで地方における音楽文化の振興と環境づくりを目指したいと、旧大曲市と同市教育委員会の主催で1987年に始まった。これまでの受賞者の中には海外コンクールで入賞したり、国内外でコンサート活躍している人も多く、大曲新人音楽祭は若手音楽家の〃登竜門〃として高いレベルにあると評価されている。

  主催者側では単なる音楽祭でなく、市民協働の運営を図りたいと3年前からボランティアも募集。出演者の案内や接待のスタッフとして31人が応募し、協力した。また、練習会場に使ってほしいと自宅を提供してくれた市民もあった。さらに「出演者の気持ちを花で和ませたいせたい」と2つの会場ホールには大曲華道会やフラワーデザイン普及会による生け花も飾られ、ムードを盛り上げた。

  演奏が始まると両会場には小・中学生から高校生、それに一般の音楽ファンら延べにして500人を超す聴衆が詰めかけ、演奏者一人ひとりを拍手で迎え、激励した。出演者の中には留学先のクロアチアから駆けつけた人もいた。大仙市からも2人が出場した。聴衆は「一つ会場でピアノ、声楽だけでなく、ホルンやマリンバ、フルートなどさまざまな楽器の音も楽しめてあきない」と話していた。

  今年から初の試みとして出演者から応募の動機などのアンケートを取って、寄せられた回答を両会場に掲示したが、「今年で4度目の出場。今回こそ予選を突破したい」、「聴いてくれる人に何かを伝える演奏をしたい。自分そのものが音楽になり、それを楽しみたい」、「生まれも育ちも北海道だが、父の実家が大曲にあり、大好きな秋田で精いっぱい演奏したい」などとアピールしていた。そして接待のボランティアの人たちの心のこもった迎えや案内が「とても親切で嬉しかった」と好評だった。明日は本選演奏終了後の午後4時半から、昨年のグランプリ受賞者・伊藤陽(あきら)さんのピアノ演奏がある。

  審査の結果、予選通過者は次の通り。

  ◇ピアノ部門=米持慎太郎、渡辺愛、門脇麻美、稲村洋之、片野和紀

  ◇弦・管・打楽器=佐田大陸、菅原良、岡本千里、佐藤由紀、濱地宗、柳生和大

  ◇声楽=亀谷泰子、前田奈央子、在原泉、丸山則子