県立農業科学館

農業、農村テーマに

フォトコンクール作品展開催中(3月4日・火)

  大仙市内小友の県立農業科学館で「第16回フォトコンクール作品展」が開かれている。農業や農村の様子を写した記録写真を生活文化の伝承として後世に伝える映像として残そうと作品を募集し、コンクールを実施しているもの。

  県内外からカラー、モノクロを含め64点の作品応募があり、同市大曲中通町在住の農村写真家・大野源二郎さんが審査した。作品は四つ切りからキャビネ判で、審査の結果、宮城県遠田郡美里町の門田勇喜さんの「小春日和の下で」と題した秋の農作業風景が最優秀賞に選ばれた。また、ヤング賞には大曲高校1年の佐藤航(わたる)さん=横手市大森町=の「掘り出し」が選ばれた。

  大野さんは「みんな一生懸命がんばった様子が見られる。ただ、撮影意図がはっきりしたものがなく、見る人に何を伝達したいのか、見る人へのメッセージが低い。また、何を意図して写しているのかというコンセプトがほしい。募集規定をもう一度確認すべきだ」とアドバイスしている。高校生(ヤング賞対象)の作品には「モノクロは光を考えなければならない。引き伸ばしの表現と光の彩(あや)を捉えなければモノクロの魅力は出て来ない。自分の思っていることをどういう形で表現するかを考え、どういう瞬間を捉えるか、どういう光を捉えるか、それが写真の良し悪しを決める」と指摘している。

  門田さんの「小春日和の下で」は穂におの並んだ田園で、稲をトラクターの荷台に積もうとしている夫婦の姿を写したもので、「構図が良く、車・機械・人間・自然との関係がいい」と評価している。佐藤さんの「掘り出し」は「白菜を掘り出す瞬間を捉えたもので、雪国の農村の冬を写したいという狙いが素直に伝わってくる」と大野さん。

  写真展は16日まで。最優秀賞、ヤング賞以外の入賞者は次の通り。敬称略。

  ▽優秀賞=徳山佑子(由利本荘市)、阿部重助(同)、藤原陽太郎(同)

  ▽入選=三浦勇(仙北市)、高橋隆二(美郷町)、石郷岡富男(秋田市)、佐藤智恵子(由利本荘市)、菅敦子(湯沢市)、高橋幸治郎(仙北市)、九嶋祐(大館市)、渡邉五郎(北秋田市)、大友忠四郎(大仙市)、加藤二美子(同)