秋田昔ばなし大学開催へ

小澤昔ばなし研究所の小澤さんを講師に

田沢湖畔の「思い出の潟分校」会場、受講生募集中(3月12日・水)

  田沢湖畔の「思い出の潟分校」で昔話を学びませんか─。子どもの心や言葉を育てたと言われる昔話の素晴らしさを学ぼうと「秋田昔ばなし実行委員会」(高橋勝子委員長)が結成され、昔話研究の第一人者・小澤俊夫さんを講師に「昔ばなし大学」が「思い出の潟分校」で開かれることになった。

  小澤さんは世界的に有名な指揮者・小澤征爾さんの兄で、独マールブルク大学客員教授や筑波大学副学長などを歴任。小澤昔ばなし研究所を主宰し、「昔ばなしとは何か」(大和書房)、「昔ばなしで育つ子どもの姿」(古今社)、「グリム童話の誕生」(朝日新聞社)など多くの著書を発行し、07年にはヨーロッパ・メルヒエン賞を受賞している。

  小澤さんの「昔ばなし大学」は、これまで北海道旭川から鹿児島まで全国各地で開催されている。秋田昔ばなし大学は第1回目を5月4、5の両日、仙北市田沢湖潟字一の渡、「思い出の潟分校」を会場に開くもので、2010年までに計6回、36講座を予定している。主催者では「子どもたちはなぜ昔話が好きなのか、本当の昔話はどれか、昔話の特色は、昔話はどう語ったらよいか、昔話で育つ子どもの姿などを深く学ぶために小澤先生を講師に招いて開催することになった。この機会に多くの皆さんに参加いただき、共に学び合いませんか」と呼びかける。

  小澤さんのほか、語り講師として藤井いづみさんも参加。「昔話の語法」の講読、語りの文法の講義と演習(かしこいモリー、馬方山姥、灰かぶり、山梨とり、つる女房など)を学ぶ。さらに昔話からのメッセージ、昔話の残酷性、昔話絵本、再話本の検討、グリム童話の成立と再話法、語りを志す人のための講義と語りなどのカリキュラムが用意されている。

 大学の2回目は09年3月21日、22日、3回目同年8月1日、2日、4回目同年10月31日、11月1日、5回目10年6月5日、6日、6回目同年10月23日、24日となっており、受講資格は昔話の理論と実践を学びたい方で、全日程に参加できることとしている。

  受講料は1回6000円(土・日6コマの授業料、1コマ80分授業)。希望者は申し込み用紙に記入し、郵送かファックスで今月31日まで申し込むこと。

  郵送は〒014─0016、秋田県大仙市若竹町30─2、鈴木明美方「秋田昔ばなし大学」宛。ファックスは0187・62・2326。先着100人まで。問い合わせは実行委員長の高橋勝子さん(0187・88・1369)。

  宿泊希望の場合は田沢湖観光協会(0187・58・0063)へ直接申し込むこと。秋田県教育委員会と大仙市、仙北市、美郷町の各教育委員会が後援している