4月から実証実験実施へ
デマンド型乗合タクシー、神岡など4地域で運行(3月14日・金)
大仙市の新しい地域公共交通システムの実証実験が4月1日から始まる。国の「地方再生モデルプロジェクト事業」の採択を受け、路線バス廃止に伴う地域交通対策としてデマンド型(予約制)乗合タクシーを運行するもの。新規運行の対象となる神岡、西仙北、南外、仙北の4地域の沿線住民に向けたPR用チラシも印刷、登録した世帯に配布する。
システムは地域で支え合う、長寿社会に対応した地域公共交通を基本目標に、自治体が住民の生活のために保証しなければならないとされる「最低限度の生活環境基準」(シビルミニマム)に対応した公共交通空白地域の解消に努めるもの。
空白地域は鉄道駅から概ね700メートル以上、もしくは路線バスの乗り入れがなく、最寄りのバス停までの距離が概ね300メートル以上の地域とし、移動手段をバスなどに頼らざるを得ない高齢者や子ども(通学生含む)の支援を基本方針に通院や通学、買い物などの日常生活サービスを目標に実施する。既に運行されている大曲地域の循環バスや太田地域のコミュニティバスの利用者負担は200円に統一、乗合タクシーは1人500円として運行する。
タクシーは登録制だが、年齢制限はない。それぞれの事業主体となる総合支所地域振興課に登録し、「登録番号」の交付を受ける。タクシーは運行時刻も乗り降りの場所も地域ごとに決められ、予約があるとその決まった時間帯までに乗降場所に向かい、地域内をエリアとした通院や通学、買い物などに対応する。同市ではこの地域公共交通システム運行事業費として08年度予算に約1780万円を計上、その半額が国からの補助となる予定。(チラシは仙北地域を対象としたものです)
新しい地域公共交通システム実施計画は次の通り。(昨年12月5日に開いた警察など交通行政や住民代表からなる「第3回地域公共交通会議」で承認された)
【大曲地域】
◇循環バス(継続)▽目的=中心市街地活性化▽利用者負担200円▽通年運行
◇乗合タクシー(継続)▽目的=交通空白解消▽運行はデマンド型(予約制)で、12月〜3月までの冬期間▽路線=内小友、四ツ屋、松倉▽利用者負担500円
【神岡地域】
◇乗合タクシー(新規)▽目的=交通空白解消▽運行は路線定期運行で、デマンド型▽運行は通年だが週2回▽路線=大野線、関金線、八石線、宇船線▽利用者負担500円
【西仙北地域】
◇患者輸送バス(継続)▽目的=患者輸送▽運行は路線定期運行で無料▽通年だが週1回▽路線=大沢郷第1、同第2、同第3、強首第1
◇乗合タクシー(新規)▽目的=路線廃止代替▽運行は路線定期運行で、デマンド型▽通年▽路線=強首線▽利用者負担=500円
【中仙地域】
◇乗合タクシー(継続)▽目的=路線廃止代替、交通空白解消▽運行は路線定期運行で一部デマンド型▽通年だが、路線によって月〜金までと月・水・金も▽利用者負担=200円
【南外地域】
◇市民バス(新規)▽目的=路線廃止代替・交通空白解消▽運行は路線運行で通年だが、地域によっては通学日だけや週1回▽利用者負担=無料
◇乗合タクシー(新規)▽目的=交通空白解消▽運行は路線定期運行で、デマンド型▽運行は通年だが週2回▽利用者負担=500円
【仙北地域】
◇乗合タクシー(新規)▽目的=路線廃止代替▽運行は路線定期運行で、デマンド型▽運行は通年▽利用者負担=500円
【太田地域】
◇コミュニティバス(継続)▽目的=路線廃止代替▽運行は路線定期運行▽運行は通年で週1回▽年齢制限はなく、利用者負担200円
【協和地域】
◇生活バス(継続)▽目的=生活路線・通学兼▽運行は路線定期運行▽運行は通年で、通学用は土・日・祝日・休校日は運休▽利用者負担=最短150円。