大曲市シルバー人材センター10周年式典

老いて行く自分と上手に付き合い仕事に生きがい

劇団「わらび座」の公演で元気づける(10月2日・金)

  社団法人大曲市シルバー人材センターの創立10周年記念式典は2日午前9時半から市民会館で開かれ、約260人の会員がセンターの発展を祈ると共に健康で働ける喜びに感謝した。式典の後は田沢湖町の劇団「わらび座」の公演が行われ、駆けつけた一般観衆も人材センターの人たちと共に座員の歌と踊りに喜び合った。

  シルバー人材センターは高齢化社会が進む中で、高年齢者が生き生きと働くことで健康を保ち、長年培ってきた知識と経験、技能を生かして社会に寄与することを目的に国の施策として1975年に発足。同市の人材センターは88年12月に社団法人として認可され、89年4月から業務を開始している。発足当時の会員は356人、年間契約高は3591万円だった。現在の会員は367人で、契約高は1億5221万円と順調に就業実績をあげている。

  齋藤充雄理事長は「間もなく21世紀を迎えようとしており、高齢化もますます進むばかりだ。シルバー人材センターの果たす役割の大きさを痛感する。健康で働く意欲を持ち、これまで身につけてきた経験と豊かな知識、技能を地域社会に提供することに誇りと生きがいを持ち、充実した生活を送りたい」と式辞を述べた。
 
続いて高橋司市長(代理)が同センターの運営と指導に努めてきた齋藤理事長に感謝状を贈呈。さらにて同センターからは協力事業所・個人、退任役員らへの感謝状と表彰状の贈呈が行われた。  そして市長に代わって鎌田重光教育長が「この10年間、センターの運営には様々な苦労があったと思うが、各方面から高い信頼を得ていることに感謝申したい。高齢社会の中では体の不自由なお年寄の対策も大事だが、元気で働ける人たちの生きがい対策も大事だ。シルバー人材センターはその課題を前向きのとらえ活躍している」とねぎらった。また県商工労働部長、辻久男、栗林次美両県議ら来賓も祝辞を述べた。最後に受賞者を代表して小松武雄前理事が「老いて行く自分の身と上手に付き合い、与えられたものを受け身でなく能動的にとらえ活動して行きたい」と謝辞を述べて式典の幕を閉じた。

 同センター会員の仕事は多種多様。植木の雪囲いもあれば、掛け軸の表装、障子張りやふすま張り、皿洗い、農作業の手伝い、果てはアメリカシロヒトリの防除といった仕事も舞い込む。会員はそれぞれの技術を生かして仕事に取り組む一方、老人ホームでのおむつ畳みとイッタボランティア活動も活発だ。

  続いて劇団「わらび座」の女性座員6人による公演が始まった。太鼓と鉦(かね)の躍動的な演奏に会場を埋めた500人の聴衆は固唾を飲んで見守った。座員の代表が「シルバー人材センター10周年おめでとうございます。今年は地震や台風など暗いニュースがあったが、それを吹き飛ばす福の神さまを呼んでみます」と呼びかけると新幹線「こまち」で駆けつけたという「大黒さま」が舞台に飛び出した。大黒舞い、秋田おばこぶし、獅子舞と女性座員の明るく元気な歌と踊りに会場は大喜び。シルバー人材センターの会員の一人は「わらび座の公演は久しぶりに観たが、元気づけられる。本当に体が良く動き、あの笑顔がなんとも言えない」と幸せそうな表情で拍手を送っていた。

  10周年記念表彰者は次の通り。

  ◇理事長感謝状▽協力事業所・個人=株式会社グランドパレス川端、八重寿銘醸株式会社、株式会社タカヤナギ、株式会社有坂、仙北組合総合病院、宗教法人大川寺、藤田成範(歯科医)▽退任役員=藤井恭治(前理事)、永澤昭一(同)、杉田ハルエ(同)、益子弘(同)、故・枝川よう(同)=ようの文字はさんずいに邑の字を書いたものです=、熊谷慧(元理事)、加藤義夫(前理事)、小松武雄(同)
  ◇理事長表彰▽役員=芦田丈夫(副理事長)、渡辺次男(理事)、齋藤誠助(同)、荒川良信(同)、西村重雄(同)▽地域班班長=武田四郎(大曲中央第1地区)、栗谷孝治(同第2地区)、山崎林之助(大曲北部地区)、桑野敬(前大曲南部第1地区)▽安全就業推進委員=芦田丈夫、小西光正、栗谷孝治、小松一男、大友鋼三▽会員=有坂道三郎、伊藤久治、伊藤忠一、井上キミ、近江久、大友慶一、大友鋼三、大友重英、小山時治、亀田稔、佐々木駒之助、佐々木吉雄、笹嶋久雄佐藤亥三郎、佐藤鎮雄、佐藤周一、鈴木健、高橋慶助、高橋泰治、高橋ミエ、千葉助雄、千葉ミヨ常世裕、戸嶋鶴治、戸嶋ノエ、中西太、七尾ミヨノ、西村正雄、根本行男、野村ハツヨ、畠山ヤエ子、藤井寅治、古屋六都子、堀川イソ、堀川房枝、町田金治、三浦強治、三浦ヒサ子▽退職事務局長=佐藤敞二▽職員=金子幸雄(係長)