日豪友好の石像彫刻の森作り協力の依頼(07・08・09)
大干ばつで苦しむオーストラリアから超九九の森作りの便りです。
シドニー西郊に人口1万2千人の小さな町・カウラ市はかって日本兵による大脱走があったところとして知る人もいるでしょう。
その町にある日本庭園前の州有地にて今、石像彫刻の森作りが進められています。
今年のテーマは「あすなろの像」(石造のオブジェ)、こうして毎年一体ずつ寄贈し、彫刻の森公園を作ろうと言う動きがあります。
日豪友好親善のシンボル都市・カウラ市には日本国から寄贈された日本庭園があり、毎年9月下旬にはこの庭園を主会場としての「サクラ祭り」が開催されています。
実はこのカウラ市で第2次世界大戦中、世界でも類を見ない異常な形での大脱走事件が起きたことは当時の日本政府と関係者が極秘にしたため日本では殆ど知られていませんが、当地では社会科の教科書に載り、日本人の異常行動として紹介されています。
そのカウラ大脱走事件より60周年を迎える年を両国の新たな友好関係のスタートとするため、カウラ市にて新たなシンボル作りを始めました。 カウラ在住の芸術家と心ある日本人彫刻家の手により昨年10月、日豪交流年の記念事業として第一号となる石像彫刻「英知の泉」像を寄贈しました。
同石像の完成を期にこの町をアカデミックな芸術性の高い町にしようと言う運動が高まり、町ぐるみ「箱根彫刻の森美術館」構想としてプロジェクトがスタートしたわけです。
つきましてはより多くの方にカウラでの大事件の史実を知っていただき、この彫刻の森を実現いたしたく、御紙にてご紹介いただけるよう特段のご配慮をお願いするしだいです。
カウラで起きました悲劇的な大脱走事件(日本兵1200名によるマス・エスケープとして現地では語り継がれている)につきましては一昨年2月、岐阜新聞の土屋康夫記者が両国関係者(事件時の生存者)を訪ね歩いて取材し「カウラの風」と言う本にまとめられましたが、60年後にして史実として記録に留まりましたことは記憶に新しいところです。
いまでこそ日豪親善のシンボル都市と呼ばれるカウラ市はカウラ事件の際、悲しみを乗り越えて不要な「敵対心を仰がない」ように努め、日本兵を手厚く葬ってくれました。
その尊い行いが国連に知れてカウラ市は世界平和貢献都市ベスト20市に選ばれ、「世界平和の鐘」が贈られたわけです。
そのカウラ市の新しい顔となる「アート・ヴィレッジ・カウラ」プロジェクトは文化度の高い町作りを目指すもので「町ぐるみ彫刻館」構想がスタートしたわけです。
オーストラリア各地から日本庭園を訪れる来訪者は年間約7万人以上、芸術交流とふれあいを通して両国の友好親善がさらに高まることを願うものです
記事掲載依頼文をお送りするにあたり、手前勝手ながら添え書きをさせていただきました。
御社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。 草 々
くわしくはホーム・ページ http://cowraartvillage.com.au/ をご覧いただければ幸いです。
*注、オーストラリア内陸部を訪れる機会が少ない日本人にとりましてはサクラ咲く頃の田園風景は格別な趣があり、まさに豊かさとは何かの発見の旅となることでしょう。
より多くの方にカウラ市と日本兵による世界最大の大脱走事件の真相を知っていただければ幸いです。
追 記:事務局堀部は現地カウラにてささやかな果樹園を営むお百姓です。くわしくは下記へ
TEL:02-6341-1352 FAX:02-6341-3327
E-Mail:edwardsgarden@bigpond.com URL:http://www.holidayfarm.com.au/
Edwards Garden Pty. Ltd.
園主 堀部 洋保
PO. BOX 203 Cowra
NSW Australia 2794
TEL +61-2-6341-1352
FAX +61-2-6341-3327