表紙写真「田沢湖高原のススキ」(97・9・7)

 田沢湖高原を走った。日脚は早まり、涼風が高原を吹き渡っていた。ススキが銀色の穂を咲かせ、秋を伝えていた。ススキの柔らかな穂先を手にするとやんわりとした温もりがあった。アブラゼミが行く夏を惜しむかのように懸命に鳴いていた。こんな所でウカリナの乾いた音を聞きたいとどうしてか思った。