表紙写真「悲しみの春」(98・4・13)

 悲しい女の子と会った。結婚にも失敗し、その後の恋愛にも失敗し、子供を抱えて夜昼 働いても生活に追われていた。「あたし知らない町でもう一度、出直してみる」と故郷を 出ていったが、また負の財産を負って帰ってきた。「でも困ってばかりではいられません から」。女の子は再出発に向けて寂しい笑顔を見せた。つくしが夕日を浴びて寂しく震え ていた。悲しい女の子にも早く春が来るのを祈りたい。