風が雲を運んでいた。雲は風に乗って西から東へとゆっくりと流れていた。青空の下、雲を眺めていた。雲の旅を見つめているうちになぜか田沢湖が頭に浮かんだ。青い湖を眺めたいと思った。角館町から西木村を走った。田沢湖を眺めるなら「かたまえ山森林公園が一番です」と以前に村の人から聞いたことがある。瑠璃色の湖は風を受けてさざ波を立てながら湖面を光らせていた。湖の美しさは悲しいかなとさえ思った。