表紙写真「雪のブナ林」(00・1・24)

 田沢湖高原に一泊する機会に恵まれ、その翌朝、ブナ林を走った。真っ白な雪原にスクッと林立するブナの木々はどこかまだひ弱でまるで貴公子然としたたたずまいだった。それにしても山荘の窓から眺める冬のブナ林の眺めはいい。悲しいほど美しい。悲しいほど寂しい。そのブナの木の息づかいを直接、感じ取ってみたいと高原を走った。音のない静謐な世界だった。雪の中にたたずむブナの木は静かに眠っているようだった。