表紙写真「青空と老人」(00・8・14)

 真っ青な夏の空が広がっていた。麦わら帽子をかぶった一人の老人が黙々と堤防を歩いていた。遠くからセミ時雨が聞こえていた。初めて手にしたカメラを望遠レンズに切り換えて老人の姿を追った。堤防と青空と人の点景。念願だった望遠レンズで風景を切り取った。夏。抜けるような青空がどこまでも広がっていた。風が流れ、どこかから犬の遠吠えが聞こえてきた。新しいカメラは新しい風景を切り開いてくれた。