朝夕、雲を眺めて歩いている。もうすっかり秋の雲の流れとなった。青い空に浮かんだうろこ雲。清々しい空の眺めだった。ロマン・ロランの小説「ジャン・クリストフ」ではクリストフが雲に右へ向かえと命じるが、雲は左へと向かって流れ、地団駄踏んで悔しがるシーンがある。結局、クリストフは雲に「左に向かって立ち去れ」と命じ、その言うことを聞いた雲の流れに満足した。自分もそのような子供っぽい面がある。雲よ左に向かって流れよ。雲は風に乗って左へと流れた。青い空、白い雲。空はいい。